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2023年10月18日
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テーマ:ニュース(99438)
カテゴリ:ニュース
関東大震災が発生したとき、横浜市内のある警察署は約300人の朝鮮人を保護したところ、それを聞きつけた地元の自警団や一般市民がデマを信じて、警察に朝鮮人を引き渡せと押しかけたのであったが、警察署長であった大川常吉氏は群衆を説得して引き取らせ、保護した朝鮮人全員の命を守ったのであった。震災の30年後、在日朝鮮人の団体が大川氏の功績を顕彰して、市内の東漸寺に顕彰碑を建てたのであったが、今年はその顕彰碑を見学に韓国から十数人の中学生たちが訪れたと、1日の東京新聞が報道している;


 韓国南西部の全州市の中学生が30日、横浜市鶴見区の東漸寺を訪れ、関東大震災時に朝鮮人を保護し、虐殺から守ったことで知られる故・大川常吉警察署長の顕彰碑を見学した。

 大川署長は震災当時、約300人の朝鮮人を警察署で保護。暴動などのデマを信じて「朝鮮人を引き渡せ」と署に押しかけた群衆を説得し、虐殺を防いだ。功績に感謝の意を込め、在日朝鮮人の団体が1953年、同寺に顕彰碑を建てた。




 今回の訪問は、全州市の槿映(クンヨン)中学校と長年交流する横浜市の元中学校教員の鈴木仁さん(70)が提案。同校の2、3年生16人が4泊5日の日程で首都圏を訪れており、平和学習として旅程に取り入れた。

 鈴木さんは「三百余名の生命を救護した事は誠に美徳」などと書かれた碑を解説した上で、大川署長の孫に当たる男性が「祖父は警察署長として生命を保護する、当たり前のことをしただけ」と話していると紹介。「人間として当たり前のことを、多くの人ができなかった当時の状況も理解してほしい」と呼びかけた。

 同校教員の趙恩敬(チョウウンギョン)さん(54)は「虐殺という過ちがあった一方で、助けた人がいたのも真実。歴史の両面を学ぶことが大切」と強調。生徒たちは「虐殺に加担した人も多かった中で、守ろうとした行動は尊敬する」「悲しい出来事が二度と起きないようにしたい」などと話していた。
(森田真奈子)


2023年10月1日 東京新聞朝刊 18ページ 「虐殺から朝鮮人守った故大川署長」から引用

 大震災で町中が大混乱となっているところに外国人差別を煽るデマが流されて、関東地区のあちこちで多数の朝鮮人、中国人が自警団や警察官、軍人などによって虐殺されたが、中には正常な判断力を発揮して朝鮮人の保護に務めたまともな警察署長もいたという「史実」は貴重です。韓国の中学生の見学コースに入れることは大事ですが、日本の中高生も北海道や九州から関東地方に修学旅行をするときは、横浜市鶴見区の東漸寺も是非、見学コースに入れて欲しいと思います。





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最終更新日  2023年10月18日 01時00分08秒
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