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2023年12月06日
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テーマ:ニュース(99167)
カテゴリ:ニュース
BBCの報道や被害者のカミングアウトでジャニーズ事務所の性加害問題が表面化したとき、いち早く故ジャニー喜多川を批判した作詞家の松尾潔氏は、「ご縁とご恩」を大切にする山下達郎氏によって所属事務所との契約を解除されたのであったが、その後の当該事務所の性加害問題について業界関係者が沈黙している状況について、11月20日の朝日新聞で、次のように述べている;


 「音楽は自由だ」。そうかもしれない。でも、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の性加害問題で音楽家らが沈黙する状況にこうも感じる。「音楽業界は不自由だ」。平井堅やケミストリーのプロデュースなどで知られ、性加害問題で積極的に発言を続ける「業界人」、松尾潔さんに話を聞いた。
(聞き手・滝沢文那)


■自由も知名度もあるのに、短絡的な反応を回避/欠いた社会正義「作品に罪はない」でいいのか

――そもそも旧ジャニーズ関連の仕事は?

 「事務所の依頼で、SMAPやNEWSらに6、7曲ほど提供しました。『ファンが愛せるものを作る』観点で楽曲の精度を上げていく。これがアイドルの仕事なんだと感服しました」

――業界で、ジャニー喜多川氏の問題は知られていた?

 「うわさでは耳にしていましたが、実際のところはよくわからないのが実情でした。それが、BBCの説得力ある報道で打ちのめされた。声を上げて変えていくことが大事だと考え直しました」

――5月、ラジオ番組で事務所に苦言を呈したことがきっかけで、山下達郎さんらが所属する音楽プロダクション、スマイルカンパニー(SC)とのマネジメント契約が中途で終了した。SCは元社長が旧ジャニーズの顧問を過去に務め、山下さんも多くの楽曲を提供している。松尾さんは、ジャニーズ側に近いSCと関係を持ちながら、業界内の体制派に異議申し立てしたようにみえた

 「みなさんが知っているようなアーティストやレコード会社の関係者など、多くの人に声をかけられました。大半がエールでしたね。ただ、この件で気になるのは、後日『選挙にでも出るの?』と真面目に言ってくる人が結構いたことです。SNS上では、『松尾は共産党員だ』『立憲民主党員だ』と事実無根の話をする人までいた」

――すぐ政党や党派に結びつける人がいる

 「あまりに短絡的な思考が社会にある。エンタメの世界では、そんなSNS上での好ましくない展開を回避するために、政治的発言をしないことが当然になっている。あらかじめ言葉を奪われていますよ。発言するだけの自由も知名度もあるスターらが、老若男女問わず、不自然なまでに沈黙している」

 「日本のミュージシャンはよく『私は音楽で語ります』というロジックを盾にして、政治や社会に対して表だった発言をしないんですよね。僕は『逃げ』だと思います。申し訳ないですが、曲を聴いてもなかなかわからないですよ」

――山下さんは7月のラジオ番組でジャニー氏の性加害について「あったとすれば、もちろん許しがたいこと」としながら、「私の人生にとって一番大切な事はご縁とご恩」と語った。「(ジャニー氏への)ご恩を忘れない」ことと、「社会的、倫理的な意味での性加害を容認する」こととは「全くの別問題」とも

 「『ご縁とご恩』の人間関係から、ヒットを生みだしたことは美しい話かもしれません。ただ、その前提に社会正義を欠いていたら、話は別です。性虐待で魂を殺された少年たちの涙の上に成り立つご恩って何でしょう。権限を握った加害者とデビューを夢見る被害者の明確な力関係の中で起きたことです。こんなアンフェアな話はない

―― 一方で、ジャニーズの名のもとに生み出された作品や楽曲に多くの人が感動したという事実はある

 「達郎さんもラジオで『作品に罪はありません』と語っていた。その考え方に、僕も一定の理解はある。ただ、今は作品の帰属先を厳密に問うべき時でしょう」

 「例えば、米国のR・ケリーという歌手は未成年を含む女性への性虐待で有罪判決を受けました。僕は彼のライブを米国まで見に行くほどのファンでしたが、事件後は米国の放送業界の対応と同じく、自身のNHK-FMの番組でかける気にはなれなかった。一度、達郎さんがゲストで来た時に、彼の強硬な希望で放送しましたが、僕には忸怩(じぐじ)たる思いがあり、放送後に番組の公式サイトでなぜかけることになったのか経緯を説明しました。ファンが個人的に聴くのは構いません。今後時間の経過に伴って状況は変化するでしょう。けれども、公共の電波に乗せる時には立ち止まって考える必要があると思います」

     ◇

 山下さんのラジオでの発言は、性加害の事実認定を事務所が受け入れる前のものだったため、朝日新聞はその後の見解についてSCに尋ねたが、「コメントは差し控える」としている。

     *

<まつお・きよし> 1968年、福岡市生まれ。プロデュース、作詞、作曲(共作)したEXILE「Ti Amo」が日本レコード大賞、天童よしみの「帰郷」で日本作詩大賞。


2023年11月20日 朝日新聞朝刊 13版 25ページ 「文化-音楽家たちの沈黙は『逃げ』」から引用

 この記事は、松尾潔氏の考え方がよく分かる記事だと思います。しかし、性被害という「事件」に我々はどう対応するべきなのかという観念が、私たちの社会にはあまりにも希薄な存在であるため、常日頃からそういう問題には無頓着で暮らしてきているので、急に「こういう問題がある」と言われても、なかなか急には適切な対応が難しい、というのが実情ではないかと思います。だから、多くの業界関係者が口をつぐんでいる。世の中で誰もが「常識」として認めた判断基準がないため、誰もがうっかりしたことは言えないと考えているのではないかと思います。そういう状況の中で、一人突出した言動をする者を見ると「あれは、共産党ではないか」とか「立憲民主党だろう」などと陰口をたたく者まで出てくる。あまりにも遅れた社会だな、という感じがします。それにしても、作品の帰属先を厳密に問うべきだとする松尾潔氏に対し、アメリカで有罪判決を受けた後でもその歌手の歌を放送することに何の抵抗も感じない山下達郎氏の「感性」も如何なものかと思いました。





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最終更新日  2023年12月06日 01時00分08秒


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