盆栽投資日記

とある会社が保有している不動産を見てきました。



その不動産は、築40年のビジネスホテル。
不景気のあおりもあって、1年ぐらい前から閉鎖中です。
場所や敷地面積等は図面で確認していましたが、やはり不動産は現地調査が基本です。



で、物件の中に入ろうとしたのですが･･･、



・・・アレ？



・・・エイ！



・・・うーん。





カギが開かない!!　゜・（≧∀≦）・゜





確かにカギは合ってるはずなのに･･･。
押したり、引いたり、いろいろする事２０分。
あきらめて帰ろうとした、その時！！





ガチャ･･･。






開きましたぁ～！！！　ヽ(´▽｀)ノ






どうやら、扉の下部がさび付いていたみたいです。
扉の下の方に金具を入れて、カギを入れたらＯＫでした。
いやぁ良かった。がんばって良かった。



肝心の中の様子は想像した通りでした。
築40年なので設備はボロボロ。
どう考えても取り壊すしかなさそうな物件です。



その会社の社長は、
この物件を「貸したい」とのことらしいのですが、かなり厳しい･･･。

「古い物件なのでこれ以上お金は入れたくない」

「でも、売却は絶対イヤ！！」

･･･との事。



場所は住宅地なので、マンションデベロッパーなんかに持ち込めば、
「億」以上の値が付くのになぁ･･･。
なんて思いながら物件を後にしました。



まぁ、本業が儲かってるからいいのかなぁ？



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日本人の不動産の考え方は、「所有」の意識がかなり強いですね。
先祖伝来の土地とか、会社発祥の土地で愛着があるとか･･･。



「不動産を売る」ということに対しても、
経済合理性の点において、適切な判断であっても、
やっぱりマイナスのイメージがあります。



「不動産を売るって事は、あの会社はヤバイのでは･･･・」


とか、思われたりとかですね。
世間体ってありますからね。



でも、不動産ってある意味「皆の財産」という側面もあると思うんですよね。
廃墟のホテルより、なにか自社の利益にもなって、且つ、地域にも役立つ活用方法を考える･･･。
そして、いい知恵が思い浮かばなかったら適切な価格で売却する・・・。



ＲＯＡも上がるし、そのお金を会社のコア業務に集中させれば利益も上がる･･･っと。
まぁ私は会社の経営者ではないので、実際の経営では違った事情もでてくるのでしょうけどね。