カテゴリ:読みたい本、注目の本
いま、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』日影丈吉訳を読んでいる この日影さんの訳がおもしろい、というか もちろん日影丈吉さんは古い人に属するので つまり何を言いたいかと言えば なぜ昔は小難しく、もってまわったように訳をつけたのだろうか 例えば中国語の杜甫の絶句(詩) こうみどりにして鳥はいよいよ白く=江碧鳥逾白 のように日本語読みにする方法を昔の人が考案していたのよ ほんと、小難しい小説でなくても例えば大久保康雄さんの『風と共に去りぬ』だって 新訳ブームで「わかりやすく」「現代語に近づけて」がもてはやされ あ、この「なくはない」も漢語調か?
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