6月
『罪と罰 3』ドストエフスキー
これが最後かなと思いながらの再読、最終巻
『あちらにいる鬼』井上荒野
映画化で本屋さんの目立つところにあったので。
『おばちゃんのいるところ』松田青子
気になってる、好きになりそうな作家
『アルプスの少女ハイジ』ヨハンナ・シュピリ
なぜ、TVの学習塾コマーシャルに『ハイジ』のアニメが使われるのか?
長年不思議だったけど、わかった!まさに「ハイジの修行時代と遍歴時代」だから。
子供の頃に読んだときは、物語の展開が面白くて印象的だったけど、
(例えば「夢遊病」とかクララが歩けるようになるあたり)
まさに成長物語、なかなか面白い、ヨハンナ・シュピリもそれを意識して書いたという。
7月
『きたきた捕物帖』宮部みゆき
宮部みゆきさん時代物の集大成のような、失礼ながら、これならいい。
氏のミステリーは好きなのだが、時代ものは苦手だった。
長く連載して、主人公「北一」の成長をみたい。
『草々不一』朝井まかて
変な言い方だけど、山本周五郎と池波正太郎を混ぜて、藤沢周平を振りかけて、
なお、なんともいえない、いい味を出している文。
解説の人選もいい、作者が選んだひとなのだそうだから当然。
好きなのは「紛者」「春天」
『らんたん』柚木麻子
ロマンスとミルクとバターの味。
『茗荷谷の猫』木内昇
文明開化から戦後の高度経済成長期までの、庶民のゆくたてが…。
森鴎外、夏目漱石から
内田百閒、果ては
永井荷風の心意気を加味した
文学的な楽しみを見つけるように読んだ。
81歳の誕生日に娘よりのプレゼント
こんなことはめったにない 笑