京 舞 妓 の 舞 台 リ ニ ュ ー ア ル
京都五花街の一つ、祇園甲部の歌舞練場( 京都市東山区、国登録有形文化財 )
が2023年2月7日、約3年間の耐震改修工事を終え、関係者にお披露目された。
4月に芸舞妓による春の公演( 都をどり )でのこけら落としを予定している。
歌舞練場は祇園甲部の専属劇場として大正2(1913)年に完成した。
地上2階、地下1階建てで面積は延べ約三千平方メートル。
木造の入り母屋造り、瓦ぶき屋根などが特徴で歴史的建造物
としての評価も高い。
工事では既存の木造の骨組みを鉄筋の柱で補強。
座席や音響設備を刷新した一方で、床材の一部を再利用するなど
文化財としての価値を残しつつ、震度7の地震にも耐えられる
構造に強化された。
開場式では、芸妓が拍子木を打ち鳴らしながら祝い言葉を歌う
「手打ち」や京舞井上流5世家元の 井上八千代さんが地唄
「倭文(やまとぶみ)」を披露し、おめでたい雰囲気に包まれた。
2023年2月8日 産経新聞掲載より転記しました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月08日 12時39分48秒
[舞 子 さ ん ・ 愛 の メ モ リ ー] カテゴリの最新記事
もっと見る