カテゴリ:時間考察
時間の陥穽45
慣性系というのはニュートンの運動法則の座標系を成りたたせる基幹です。特に注目すべきは相対論的にはニュートンの運動の第二法則、質点に力を加えたときに生じる加速度は、力を質量で割ったものに等しい。加速度は、基準とする座標系のもとで測った質点の速度の時間変化であるから、もし、基準とする座標系自身が加速度を有していれば、得られた質点の加速度の大きさも当然異なってくる。基準とする座標系自身が加速度を有していれば、得られた質点の加速度の大きさも当然異なってくる。したがって、ニュートンの運動法則が成り立つのは、ある特定の座標系を基準にした場合に限られます。更に詳細に問えば、地球に固定した座標系は、粗い近似では慣性系であるが、実際は地球の自転のため慣性系に対して回転している回転座標系であって、厳密には完全な慣性系とは言えない。其れが為に地球に固定した座標系で大きな振り子( Foucault pendulum)を観察するならば回転座標系であることが確認されます。惑星でなく恒星系であれば厳密ではなくとも慣性系は成り立ちます。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月30日 07時05分56秒
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