時間の陥穽327
概日周期の生物時計は, 植物から動物に至るまで普遍的に存在する。然らば、時間は存在するといえば否としか答えられません。普遍の時間の流れが、植物から動物に至るまでの夫々個々の個体のにあるとしたら普遍の時間は消滅します。此れは、太陽系第三惑星の生命を育む環境が与えた生存システムの一部なのです。此の場合の時間とは世界そのものの変化を具象化したものではなく、敢くまで、銀河内の辺境に位置する太陽系の生命惑星である地球の醸し出したものです。此の点は、生命惑星である地球の植物から動物に至り昆虫までに拡張されたものが、細菌やリケッチア及びウィルスにまでには展開・拡張されるとまでには思えません。然し乍ら、現代では其の時計遺伝子が次々に、生体や生物組織から特定の細胞、遺伝子、たんぱく質などを分離。また、ある微生物集団から、特定の微生物を分離して培養すること単離されています。 生物時計の発振機構が、分子生物学レベルでほぼ解明されたというのでしょうか。仮に、ウィルスに生物時計の発振機構を変更せしめたらウイルスが活動休止になるのか、2017年にノーベル生理学・医学賞が体内時計の分子メカニズムを解明した3人の米国人科学者、マイケル・ロスバッシュ、ジェフリー・ホール、マイケル・ヤングに与えられた研究を更に突き詰めれば、現代の課題であうウィルス禍の救世主になる希望もあります。
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