会津地方と秋田県の人口動態を比較する
会津地方の人口が先月1日の推計で248,352人。25万人を割っていることを先日初めて知りました。都道府県全体や市町村の人口は毎月公表されているので確認がしやすいですが、県内の地方の人口ってあまりチェックしないので、まさかここまで減っているとは思ってもみませんでした。ちなみに、一昨年の国勢調査の確定値で256,403人だったとのことなので、この2年弱でも8,061人、3.1%減少していることになります。これは、同時期における人口減少社会のトップランナー・秋田県の人口減少率を下回るものです。秋田県の先月1日の推計人口は932,227人、一昨年の国勢調査の確定値が960,113人で、この期間の人口減少率は2.9%となります。この傾向、昔からそうだったのでしょうか。ちょっと気になって、とりあえず2000年以降に行われた国勢調査について調べてみると、こんな結果になりました。(会津地方)2000年 325,400人(8,805人(2.6%)減)2005年 310,931人(14,469人(4.4%)減)2010年 291,944人(18,987人(6.1%)減)2015年 277,754人(14,190人(4.9%)減)2020年 256,403人(21,351人(7.7%)減)2022年 248,352人(8,061人(3.1%)減)※8月1日現在推計2000~2022年までのトータル 77,048人(23.7%)減(秋田県)2000年 1,189,279人(24,388人(2.0%)減)2005年 1,145,501人(43,778人(3.7%)減)2010年 1,085,997人(59,504人(5.2%)減)2015年 1,023,119人(62,878人(5.8%)減)2020年 960,113人(63,006人(6.2%)減)2022年 932,227人(27,886人(2.9%)減)※8月1日現在推計2000~2022年のトータル 257,052人(21.6%)減基本、会津地方の方が秋田県よりも人口減少が深刻ですね。2010~2015年のみ会津地方の人口減少が改善したように見えますが、この時期には福島第一原発事故で避難した住民を受け入れた背景がありますし。県全体としては秋田県よりも過疎のイメージが希薄なものの、地域によっては秋田県より人口減少率が低い所は、探せば結構あるはずです。こういった地域を今後どのようにして存続させていくのかが、各道県にとって重要な政策課題となっていくようにも感じます。【ふるさと納税】大正10年創業《同気食堂》福島県の老舗の味「会津の馬刺し」自家製タレ付 (約150g×2) F4D-0003