IGRいわて銀河鉄道
今日のテーマソング:ささきいさお「銀河鉄道は遥かなり」昨日の地震の直前の話になるんですが、盛岡の支店に新しく入ったアルバイトさんの通勤手当申請書を見て、驚いてしまいました。「二戸~盛岡 片道2,030円」なに~っ!!慌てて調べてみると、確かにこの区間は、鈍行利用だと片道70.8キロで運賃2,030円。第三セクターのIGRいわて銀河鉄道とはいえ、かつてのJR東北本線だったら片道1,280円で済んでいたから、えらい割高だなぁ… という印象は拭えません。首都圏や関西圏とは異なり、地方では鉄道の運賃がJR<非JRのケースが非常に多いです。にしても、この差は酷すぎますよね。気になって似たような経緯(新幹線開通に伴う並行在来線廃止)で第三セクター化されたしなの鉄道について調べてみると、軽井沢~篠ノ井の全線65.1キロを乗り通しても運賃は1,240円(JRならば1,110円)。沿線人口の違いはあるにせよ、IGRいわて銀河鉄道の運賃は、やはり割高です。盛岡~二戸間は東北新幹線も通っていて、こちらの料金は、運賃1,110円(65.7キロ)+指定席特急料金(自由席はない)1,790円で計2,900円。IGRいわて銀河鉄道と870円しか違いません。それでいて所要時間は半分以下。運行本数も拮抗しているとなれば、IGRいわて銀河鉄道の今後がちょいと不安になります。「貨物列車や北斗星が走っているから廃止になる心配はない」という声を耳にしたことがありますが、本当に大丈夫かなぁ?