ごはんぢから　～武蔵野婦人の厨房から

たいへんだ、こんどは布施明だ。
ということで、音楽好き武蔵野婦人（どういう趣味よ）
府中の森ホールで開催された布施明４０周年記念コンサートへ行ってきましたことよ。

これがさあ。
いいんだよ＞笑。

もう４回目くらいになりますが、最初のきっかけは風呂屋のNHK。
友達と子連れで風呂行って、ビール飲んでぷはーっとしていたら、NHKの歌謡番組に布施明が出てきた。
同年代のその友人と
「あれー、布施明っていたねえ。へー、ぜんぜん変わっていないねえ。いい年のとり方したねえ。ハンサムじゃん」
で、このとき歌っていたのが「君はバラより美しい」。

お、これってオリビア・ハッセーと化粧品CMで出会っちゃったときの歌だよね。
うわー、そんなことあったね！
この人って、オリビア・ハッセーの夫だったじゃんーーー
…と盛り上がり、そしてやがて二人は無言に。

「う、うまい」
「こんなにうまかったっけ、この人」
「いやあ、いないねえ、最近はこういう歌を歌うひとがあ」
「そういえば、愛は不死鳥♪　とかなかったか」
「あ、霧の摩周湖というのがあった！」

…と、すっかり３０年代の話題に盛り上がり帰宅。
帰宅後に、布施明という人は今何をしているのだらう、、、とネットで検索したら、目に飛び込んできたのが「府中の森で毎年コンサートをしています」の一文。
ここって、うちのすぐそばね。
でもって、コンサートは来週の週末、、、、と来たもんだ。

すぐにチケットを予約して、行きましたとも。彼女と。

で、その席で二人は泣いてしまったのだなあ。
いやあ、日本の歌手の歌をコンサートに聴きにいくのもあまりなかったが、そこで不覚にも涙するとわ。

ということで、それ以来毎年行ってる布施明。
エアロスミスもストーンズもいいけど
あなどるなかれ布施明。
舞台演出なども、十分に満足させるつくりだし
なんといっても２時間半、休憩なしで歌う歌う。
しかも飽きさせない。
マツケンとは違う意味で、真のエンターティナーだなあと思いますです。


しかし若いなあ。
昔はハンサムだったなあ。
５７歳でこの雰囲気ってのは、ほんとにすごいと思うわ。
うんうん。
（すっかりおばさんのノリ）


で、そのあとお友達といつもの居酒屋さんに行って
おいしいものたっくさん食べて
ああ、よかったねえ、楽しかったねえ、と笑い合って
ちょびっと人生について語り合って
で、帰宅してから会場で買った布施明のジャズアルバムを聴く。

人生、捨てたもんじゃないねえ、と思える一日でした。
また来年行こうねー！