Greed is good
Greed is good, now it seems, it's legal.”欲は善だ、今ではそれは当然だ(合法だ)”映画ウォールストリートの中のセリフである。前にも書いたが、最近、ガラにもなく金融関係の本を読んでいる。「バブル」、「強欲資本主義 ウォール街の自爆」、「ソロスは警告する」、「アメリカの怖さを知らない日本人」全てBookoffで105円コーナーに並んでいる。105円コーナーは定年退職者の友である。「強欲」と言う言葉を英語でどう表現するのか気になっていたのだが、多分”Greed”なのだろう。(ちなみにGreed capitalismとググってみてもこの並びでは使ってないようだ)「欲」と「強欲、貪欲=greed」は全然違う。人は欲望があるから様々な行動を起こすのは当然だが、強欲・貪欲はいけない、これは誰も思っているだろうし、上記の本、映画も同様だ。超資産家のジョージ・ソロスでさえ同じ考えだ。映画は強欲のあまり違法なことまで始めることがテーマだが、違法でなければ(違法であってもそれがバレなければ)どこまでも欲を追及する、それでいいのかということも含んでいる。今の時代はその欲を強欲・貪欲にすり替え正当化していないか。ホドホドとか「吾唯足知」を失くしてしまっていることに問題があるのではないだろうか。これが何十年か前のことならまだいい。大きな欲望を持って行動し、それを実現できる未開の部分があったから。その行動が新たな部分を広げ、開くことになったから。しかし、ここまで拡大してきたパイがそろそろ限界かとなってくる話が変わってくる。自分が求めるものが普通の欲なのか、強欲なのか考え直してもいいのではないか。貧乏なoyajiにとっては、日産のゴーン社長が10億の報酬と聞くと、これは強欲以外の何物でもないとひがんでいる。トヨタもコスト削減を押しつける意味で好きではないが、儲けから一人で10億持っていこうと言うニッサンも嫌になった。高額所得に対する累進課税率を下げてきたことにも異論がある。(またもや、うまくまとまらない、いつものoyajiの分けの分からないボヤキである。)