|
テーマ:DVD映画鑑賞(13624)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: THE SLEEPING DICTIONARY 監督: ガイ・ジェンキン 出演: ヒュー・ダンシー 、ジェシカ・アルバ 、ボブ・ホスキンス 、ブレンダ・ブレッシン 、エミリー・モーティマー <Story> 20世紀前半、インドネシアのボルネオ島。 西洋文化を浸透させるために、イギリスから行政官ジョン(ヒュー・ダンシー)が赴任した。 島には、行政官たちのために代々受け継がれている秘密の習慣があった。 言葉を覚えるために現地の娘と生活し、夫婦同然にベッドを共にすること。 ジョンの元に送られてきたのは、若く美しい女性セリマ(ジェシカ・アルバ)。 潔癖なジョンはこの風習とセリマを拒絶するが、聡明で自立心に富んだセリマに、じょじょに惹かれてゆく。 やがてふたりは本当に愛し合うようになるのだが……。 スリーピング・ディクショナリー - goo 映画 <感想> これもずーっと気になってて、100円レンタルだったんで借りてきました。 しかし「スリーピング・ディクショナリー」っていう制度を実際に 支配している国が強いるってことがもう、帝国支配の時代ならではですよねえ。。。 ですけど、外国語を覚える一番の早道って、その国の恋人を作ることっていう、 王道すぎる? 習慣とも言えるかな。 やっぱり、マジメ~に机に向かって、あーだこーだ勉強するよりも、 そりゃ楽しいこと(笑)しながら覚える方が飲み込みが早いに決まってる(笑) だけど、同衾したらしたで絶対に「情」っていうものが出てくるはずですし、 そこをビジネスライクだとか、習慣だとかって捉えられない部分も ありますよね。 それが愛情が生まれてくることなのかもしれません。 というかそうじゃないと親密にはなれないし。 言葉だって覚えません。 しかしそこには残酷な決まりがあるんですよね。 絶対に恋してはいけないということ。 これは酷です。 ですがイギリスの行政官が現地の女を娶るなどとはもっての他、ですから、 みんな泣く泣く別れざるを得ない。 そこには生木を引き裂くようなドラマがあったに違いありません。 そのドラマを、ヒュー・ダンシーとジェシカ・アルバが演じてたんですね。 約10年前の初々しい2人です。 ヒュー・ダンシーは、不器用だけど一途で温かい行政官、 そしてジェシカもみずみずしいボルネオの娘を演じてました。 彼女にぴったりの役ですね。 さらに! ここにエミリー・モーティマーが出ているのですよ。。。 彼女は『ラースと、その彼女』が印象的なんだけど、この映画ではとても美しくて清楚な、しかし自立心いっぱいの女性を演じてました。 こんなお話で、そして風景もどこか幻想的なんですが、 肝心のラブシーンがあんまり色っぽくなかったんですよねえ。。。 これは残念。 ジェシカちゃんが脱いでるんじゃないだろうなという感じの映像なんですよね(苦笑) 脱げばいいというものでもないけど。。。 ですが自然な感じ? ではなかったかも。 まあ、仕方ないかな。 やっぱり清純派?だもんね。 音楽が何となくコミカルなのもあるし。。。 期待したほどの官能さはなかったのですが、 それでも当時の風習の残酷さや、それにまつわる様々な想い、 そして恋する2人の行方などはファンタジックに描かれていました。 ********************************** 今日の評価 : ★★★ 3/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋画(さ行)] カテゴリの最新記事
|