|
テーマ:化学(316)
カテゴリ:授業
「元素」についてよくわからず、これまで授業してきました(恥ずかしい)。
教科書では (実教出版H30化学基礎315 ) 元素とは物質を構成する基本的な成分である と言ってますが、 「じゃ、基本的成分なんだから原子でもいいんじゃないか」 と、これまで何度も思ってきましたが、 「あんまり2年生の化学では本質的な議論じゃないよなー」 などと自分をごまかしてスルーしてきました。 1学期が始まろうとしている今、しっかり検証してみます。 「元素」はどう定義されるか 「元素の周期表」は「原子の周期表」とは言いません。 原子番号順に並べ、整理してあるのが「元素の周期表」です。 ここで出てくるHやCl、Naは地球上に存在する原子の同位体を集めたもの(原子量は同位体の存在比として計算し周期表に載せられています)。 したがって、 元素とは原子番号の同じ(陽子数の同じ)原子を集めた原子集団 と捉えればいいんじゃないかと思います。 では、「原子」はというと 「原子は陽子、中性子、電子で構成される粒子」と勉強するのですから、 原子とは陽子、中性子、電子で構成された構造に注目して区別される、物質を作る微小粒子 と定義するといいのではと思います。 1つの粒子に注目しているのですね。 授業ではあまりこだわるつもりがないのですが、頭において授業したいと思います。 「元素」を扱うのは「元素の周期表」と「元素の確認」、「元素分析」くらいなものですから適当でいいのかもしれません。 これについては私見ですので、ご教授いただければありがたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.24 13:43:09
コメント(0) | コメントを書く
[授業] カテゴリの最新記事
|