|
カテゴリ:科学技術
小型月着陸実証機SLIM…”X"旧ツイッター SLIMから3/27に送られてきたおなじみの月面映像(JAXAの”X"から)です。 この映像の意義はこのところ約1ヶ月間、休眠状態にあったSLIMがふたたび太陽電池に太陽光を受け3度の復活を果たしたことです。 月面では、太陽光が当たる状態と当たらない状態が約2週間ずつあり、太陽光が当たらないと零下約170度、太陽光が真上から当たると110℃になります。 その温度差は280℃、精密機器(コンピュータやカメラ、通信機)や太陽電池パネル、バッテリーが過酷な環境を2度までも乗り越えたということです。 SLIMは過酷な環境に耐えられる設計になっておらず、JAXAは当初稼働できるのは数日と見込んでいたが、着陸から2カ月以上たっても稼働する「タフさ」を見せている。日本のモノづくりの丁寧さ、それによる頑丈さをいかんなく発揮してということでしょう。 1月20日以来2カ月以上も、SLIMはひっくり返ったまま活動を続けています。 健気やなぁ <関連記事> 月にはSLIMがいる:小型月直陸実証機軟着陸成功→2024/1/20ブログ 月探査機SLIM:着陸エンジン一基損傷も予定地点をはずさず着陸→2024/1/25ブログ 月探査機SLIMのマルチバンド分光カメラ→2024/1/27ブログ 月探査機SLIMが復活→2024/1/29ブログ 月探査機SLIM月の夜を乗り越えられるか→2024/2/10ブログ SLIM 長い月の夜乗り越えて活動再開→2024/3/3ブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.04 15:06:58
コメント(0) | コメントを書く
[科学技術] カテゴリの最新記事
|