|
テーマ:理科を楽しもう♪(100)
カテゴリ:授業
自動車のEV化が話題です。
世間では「温室効果ガスCO2を減らしましょ」ということでLi-ion電池中心の電気自動車(BEV)がずいぶんと推進されているようです。 私は「CO2削減が気候変動に影響する」という説に懐疑的、そして寒冷期のBEVの走行距離が低下するので当分ハイブリッド車を乗り続けようと思っています。 むしろ(百歩譲って)CO2を減らすなら、利便性を考えると水素H2が自動車燃料、電力生成、燃料備蓄に向いているのではと思い、水素エネルギーについて整理してみようと思います。 はじめに、世界の1次エネルギーについて ①世界の燃料別の総エネルギー供給量(2020年) UNSD エネルギーバランスより https://unstats.un.org/unsd/energystats/dataPortal/ 石炭・石油・天然ガスなど化石燃料が約80%を占めています。 水素H2は供給されていません。 天然資源としてH2は水に溶けているものが確認されていますが、まだあまり利用されていないようです。 ②燃料別のエネルギー(各燃料の単位発熱量) 燃料1Kg当たり、燃焼による発熱量(MJメガジュール)です。 原油から水素までは液体です。液体密度をかけて質量にしています。 石炭は輸入炭、国内炭、無煙炭などの平均値、 重油はA~C重油の平均値です。 また、LNGはメタンCH4が主成分、LPGはプロパンとブタンが中心の混合物です。 ③現行では水素H2は商用化されていないけど… 水素H2は②で比較したようにLNG(CH4)と同じくらいの単位発熱量120MJ/Kgを持っており、技術の発展によって保存・輸送が可能になっています。 電力のエネルギーミックスへの参入や自動車や列車・航空機の燃料として期待しています。 今後のブログの予定は水素の作り方、輸送や保存の技術、利用の技術の発展について調べていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.07 20:33:56
コメント(0) | コメントを書く
[授業] カテゴリの最新記事
|