ハリー・ポッターと炎のゴブレット
例によって廉価版DVDが発売されたので買ってみました。観た印象はというと…、もうこのシリーズを1作ずつ映画化するのは無理なんじゃ?ってとこです。何のことかと言うと、3作目まではさほど感じなかった話の省略がきつすぎてつらいと言うことです。もう内容も前作までのただの子供向け的な感じでは無くなってきたのだし、開き直ってロードオブザリングのスペシャル版くらいの尺でちゃんと話を描ききって欲しいです。もしくは端折り方をもっと上手くするとか。ライバルの一人クラムは、ワールドカップの出場選手で凄い人のはずなのに、そのシーンも無いし対ドラゴンは3人ともまったく描写が無いしで、全然能力の高さが伝わってきません。あと彼の対決するドラゴンだけ模型も出てこないのは、かなり不自然だし手抜きが見え見えですね。他の3匹は西洋ドラゴンなので、3DのCGが細部の変更だけで使いまわせたから出てきたんだと思いますが、クラムのはたしか東洋風の龍だったはず。きっと3Dデータすら作っていないんでしょうね。(もし作ったけど編集で無くなったと言うのであっても、『言い訳』なので無視)この後の原作5、6が話的にもうあまり派手な感じではなくて、今回の4巻は映像化向きだと思っていただけに残念です。このシリーズはこの先ももうあまり期待はできないかも。 どうも要らないシーンは他にもあったような気がするんですけどね、嘆きのマートルの出番とかちょっとしつこく感じたくらいですし。<ネタバレ> これは原作へのツッコミですが、2番目の課題のクラムの人質?なぜ彼女だったんでしょう?まだそこまで大切に思うほどの関係にはなっていないはずですし、彼には学校に親しい友人すらいないってことなんですか?