酒井忍騎手、左海誠二騎手引退
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。2022年11月30日、調教師への転身を機に、南関東所属2名の騎手がステッキを置きました。川崎競馬所属の酒井忍騎手と、船橋競馬所属の左海誠二騎手です。両名とも最終騎乗は11月30日の第12R・春待月特別。左海騎手騎乗のスパラキシスは3着。酒井騎手のランドファーストは13着という成績で、最後の騎乗を終えました。(最終R後には二人並んでファンの近くへ。5階実況席から撮影の為、画像粗め…)この日、左海誠二騎手は1日3勝の固め打ち!本当に引退が惜しまれる活躍でした。そして多くのファンの記憶に刻まれた、船橋競馬第10レース。"東京トゥインクルファンファーレ船橋賞"は左海騎手と酒井騎手の一騎打ち!馬群の外から、満を持して抜け出す酒井忍騎手。ここに内から並び掛け、競り合いに持ち込んだ左海誠二騎手。直線を一杯に使った追い比べは、頭差で内の左海誠二騎手に軍配。この日最も場内が盛り上がった瞬間だったかも知れません。そして日を改め、12月17日の第11R終了後。左海誠二騎手の引退式が船橋競馬場のウイナーズサークルで行われました。(12月17日。引退式当日の船橋競馬場内)この時は勝負服姿で登場。"騎手・左海誠二"の最後の瞬間に、騎手仲間など多くの関係者、そしてファンの方が駆け付けました。約30年、本当にお疲れ様でした!そして酒井忍騎手の引退式についても年度内に実施を予定しているようです。(11月11日に行われた引退報告会。真鍋元カメラマン提供)(最終騎乗後、ご家族に出迎えられ笑顔を見せる酒井忍騎手。真鍋元カメラマン提供)詳細は決定次第、発表させると思いますので、お待ち頂きたいと思います。地方競馬を代表する活躍を残した2名の名手の引退。本当に寂しい気持ちになりますが、これからは調教師として、多くの名馬を育て活躍されることを願うばかりです。酒井忍騎手 1973年1月8日生まれ初騎乗:1991年4月6日初勝利:1991年4月14日〇通算成績 地方競馬:22,854戦2,053勝 JRA :48戦0勝〇主な重賞勝ち 1994年:朱鷺大賞典(レイクダービー) 1995年:東北サラブレッド3歳チャンピオン(リーダードリーム) 2000年:IBC杯栗駒賞(セカンドゲス) 2002年:東京ダービー(キングセイバー) 2004年:マリーンカップ(ベルモントビーチ) 2009年:大井記念(ライジングウェーブ) 2020年:クラウンカップ(ウタマロ) (重賞通算33勝)左海誠二騎手 1975年5月4日生まれ初騎乗:1993年4月19日初勝利:1993年4月20日〇通算成績 地方競馬:15,875戦2,176勝 JRA :387戦9勝〇主な重賞勝ち・地方競馬 2000年:浦和記念(マキバスナイパー) 2002年:日本テレビ盃(マキバスナイパー) 2006年:羽田盃(サンキューウィン) 2013年:東京ダービー(インサイドザパーク) 2017年:クラスターカップ(ブルドッグボス) 2018年:テレ玉杯オーバルスプリント(ノブワイルド) 2019年:東京プリンセス賞(トーセンガーネット) 2020年:全日本2歳優駿(アランバローズ) (重賞通算63勝)・JRA 2002年:フローラS(ニシノハナグルマ) 2002年:ユニコーンS(ヒミツヘイキ) 2003年:アイビスSD(イルバチオ) (重賞通算3勝)読者の皆さん、今年もお世話になりました。今年の私の担当はこれが最後になります。少し早いですが、良いお年をお迎えください!