【宗教国家アメリカの不思議な論理】
評点 ★★★☆ 月に宇宙船を運ぶ技術を持った国が、一方で不可解な論理で生きる訳が何となく納得が行った。自由と言うのも難しいな。シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理【電子書籍】[ 森本あんり ]●感想 そもそも宗教は、人類が多大な人口を擁し始めたがために、様々な考えを持つ者たちがいがみ合って争い合うような世界にならないように生み出されてきた教えの一つではないかと・・・。でも、アメリカのように、しがらみが無くて自由に発達した国には、自分たちが正義と信じて富と成功を無限に追いかけるような教えが発達していってしまう。自分らの身近にはいない拘束者=連邦政府、さえも忌み嫌いながら自分を正当化して行く下りには、何となく空恐ろしい物も感じたりしました…。 自由であるということは、難しいですね。知識を得る能力のないものは、そのまま捨て置かれることにもなる。でも、そういう存在の持つ対抗手段がまた、普通ではない発想だったりして、人間のふしぎを感じました。ああ、日本に生まれて良かった・・・。