サミットに出席する前に、ちょっと視察をしておいた。まあ、いわば、修学旅行の事前大名旅行のようなものだ。
アメリカが世界のナンバーワンからずりずり落ちていくことがいわれているが、その要因はいろいろあると思うのだが、その一つとして、世界は総体として、世界第二次大戦後一番平和(ましな)な時代になっているということが挙げられるのではないか。アメリカ経済の軍事部門はスゴイ。それを有効に使うためには、世界で戦争や紛争を起こさなければならない。
ひとつ、日本が誇れることに、三菱重工とかあるにしても、軍需産業以外で経済発展させてきたということは世界に誇れるのである。
おおよその産業というのは、軍事開発(道路網、乗り物、ウエブでさえも)から派生してきた玉モノであることが多い。
アメリカが凋落していくというより、他国が経済発展しているというほうが正しいようである。日本にいると、取り残されている気がするが、おととし1年で経済成長4パーセントを越えた国は150カ国近くあり、アフリカでさえ30カ国もあるのである。
それにしても、組織的な戦争は減っている。テロテロテロとアメリカは煽るが8割以上がイラクとアフガニスタンの死者である。少し昔は米ソの時代、代理戦争の時代であったが、敵がいなくなったアメリカは、金のために、数々のならず者国家、仮想敵国を作ってきて因縁をつけて攻撃してきたが、最近はネタ切れなのか、飽き飽きされたのか、バレバレすぎるようになったのか。今やロシアの20倍からの軍事力を持つアメリカの軍事の使い道がなくて困っているはずだ。(何十、何百倍も軍事力を持つ自分の国がならずもの国家なんdけどねえ)
怖いよー怖いよーと煽られるのは、やっぱりネットやリアルタイムのニュースが24時間配信されるようになったからであろう。これは、日本で犯罪が増えた危ない時代になったと錯覚するのと同じ理屈であろう。
考えれば、一部書籍でカンボジアの大虐殺で200万人やら国民の半分やらが殺されたとあった70年代も、大躍進で2000万人からという餓死者をだしたという中国も、スターリンの粛清により1000万人から殺されたとうソ連も、80年代私が戦時中に旅行したイランイラク戦争でも100万人が戦死したことも、リアル映像もネットもなく、憶測や告発やら見聞が文章や一部写真になっただけで、今より殺されるという麺では酷い時代だった。
毎日、そういうニュースに接していると、いつテロにあうのか、日本ならさしずめいつ路上無差別殺人にあうのか、不安になるが、勿論確率的に言えば、自宅の風呂で溺死したり、自宅の階段から落ちて死ぬよりよっぽど低い。
ビンラディンももう地震か老衰かで死んでいると思う。でもアメリカにとっては死んでもらっては困る。フセインはとうとう殺したけど。
ガソリンが上がるのは、あと、2倍になろうが3倍になろうが、今の状態のままなら日本人は概ね、生きるだけなら生きていけるだろうが、農業は石油漬けで、もともと貧しい国は、今後餓死者が増えるのではないかと考えられる。しかし、フォーブスによると、世界のビリオネア(1000億円以上の資産)はこの1年で2割増えて1125人になったと発表されている。5年前はその半分以下だった。どうなんだ。
おっと、サミットと支笏湖についての説明をする前の前置きが長きなったが、どうやら前置きだけで終わりそうな勢いである。しかし、洞爺湖ではないのかい?まあ近くにあるからセットなのか?
最後に支笏湖の紹介をして、沈んでいく。水深は日本2位。その水量のため最北不凍湖にして、平均水温気温が一番低い不凍湖。透明度は4番目ということである。
2008年北海道旅行
夕張訪問
夕張炭鉱1
夕張炭鉱2
幸せの黄色いハンカチ
札幌市真駒内霊園1 ・ 札幌市真駒内霊園2
支笏湖
稚内へ
稚内無事帰るロード
稚内細密紀行