いやはや、航空業界において全世界の収益の半分以上を占める米国系航空会社の業績が好調らしいのだ。何セ国土が広いのでやたら移動は飛行機の国である。6時間乗ったら日本じゃバンコク行けるが、アメリカじゃ東海岸から西海岸に行ける程度の距離である。
ニュースによると、収益上昇の理由は利用者の増加ではないらしい。
どうやら航空券に付随するサービスの売り上げが年々増えているらしく、もはや売り上げの約3分の1ほどになるという。
付帯サービスとは何か?それはかつてないぼッタクリサービスである。いや、それとも今までが無料だったのがおかしかったのか?荷物の有料化や、座席の有料アップグレード、機内食の販売、フリークエントフライヤー(俺みたいにバカ見たいにアソビでしょっちゅう乗る奴ではなく、仕事でしょっちゅう会社の金で乗られるビジネスパーソンね)へのマイル販売、レンタカーのコミッションなどだそうだ。
いま航空会社の世界的なビジネスモデルは、座席を埋めることよりも、付帯サービス重視に変化してきている。要は金を落としてくれればそれでいいじゃん、ってことだからね、何せ、LCCの搭乗で運賃自体がバスみたいになっちまったんでね。それでどこの航空会社も重視しているのが、ビジネス旅行客だ。だから、遊びにいくような観光地(ハワイとか)は、まあ、さっぱり儲からないんじゃないか?知らんけど。日本だったら、グアム、サイパン、儲からないだろうな、だれも仕事で行かない、ファミリーが初めてなけなしの金払ってエコノミーで、行くようなところだ。やはり、アメリカの仕事のある主要都市路線が大切だ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンDC、シカゴとかね。
まず、大きく変わったのが、2015年からデルタ航空やユナイテッド航空が導入した新しいルールでは、今まで飛行距離で加算されていたマイルを、実際の利用金額に応じて加算する方式に変更した。急な出張などで会社の金で短距離を正規料金で乗るビジネスパーソンにとっては、ま、嬉しいんじゃねえか。価格至上主義で航空会社はどこでもいいよという観光快楽旅行客は、まあ、二の次である。
それから最近、マジめにビジネスクラスが増設されている。フルフラットがビジネスで当たり前になってきて、希少価値のなくなってきたファーストクラスを減らして、ビジネスクラスを充実させているのだ。ユナイテッドも全便なくなるという噂を聞いた。アメニティや機内食の充実など、航空会社によって異なるサービスで競い合っている、とのことだが、フルフラットに勝るものはなく、あとのエンターテーメントはまあオマケだ。映画イッパイいろいろ選択できて見ることが出来て、アルコール飲み放題の3つが揃えば、まあ、おれは飯もサービスもいらんな。(実際ファーストは静かであり、クレームもほとんどない。必死のパッチでビジネス乗った人ほど要求が多く、まあうるさい、というのが、まあ、これ仕方ないよね。)
ビジネスクラスを充実させている一方で、犠牲になっているのがエコノミークラスだ。米国系の航空会社では、通常のエコノミーよりスペースを若干気持ち広くした「エコノミープラス」のような座席も提供している。確か、1万円ぐらい払えばそれにしてくれる。しかし、世界的なトレンドは「プレミアムエコノミー」クラスだ。ビジネスクラスとエコノミークラスの中間となる新しいクラスで、エコノミー料金の約1.5倍ほどの金額で利用できるらしい、が、実は、これには、オレもよく分かっていない。限りなくビジネスクラスに近い快適な座席とアップグレードされた機内食やサービスとのことだが、それがどこまでなのか?よく覚えてないのだが、日本発で一番快適な欧州行ビジネスクラスはオーストリア航空だと思う。もしかしたらスイスエアもフルフラットだったかもしれない。SASもそうだったかな?もう随分前で忘れた。そっか、ルフトのエアバス380もフルフラットか。まあ、どちいらにせよ、米国路線では「プレミアムエコノミー」クラスはまだ導入されていないが、そのうちできてくるのかも知れないね。
それから、航空会社のビジネスを大きく変えているのが、ビジネスパーソンからの需要が高い有料Wi-Fiサービスの導入らしい。
WIFIについては、以下の記述がある。・・・機内Wi-Fiの大手プロバイダーで、米国でトップシェアを誇る「Gogo」は、アメリカン航空、デルタ航空やヴァージン航空など、現在2000機以上に導入されている。Gogoは、ダイナミック・プライシングと言われる、フライトごとのWi-Fi利用状況によって利用料金を変えるユニークな手法を取っている。そのため、路線や曜日によって利用料金が変動してしまう。同社によると、利用者が多いのはビジネス旅行客が多い路線で、サンフランシスコ~ニューヨーク、ボストン~シアトル、ロサンゼルス~ニューヨーク間だという。これらの路線では、月曜日と木曜日の料金が最も高く、40ドルもする。火曜日、水曜日、金曜日、日曜日は、34ドル。利用料金が一番安いのは、土曜日で28ドルになる。その他の平均的な路線の利用料金が、およそ12ドルなのと比べると、かなり高額になっている。こうしたプライシングで、最大の利益を得る方法を採用している。ちなみに一部の路線で、Gogoの利用料が高額になってしまうのは、需要が増えすぎるとサービスのキャパシティを超えてしまうからだという。そこで、より安定したサービスと低価格を実現させるため、サテライト(衛星通信)を使った機内Wi-Fiの提供が注目されている。機内でいかに、ストレスフリーなネット環境を提供できるかは重要なポイントとなりそうだ。
たしかに、オレも着くまでにホテルの予約や観光地探すのに、10ドル20ドルぐらいなら8時間ぐらい飛行時間あるんだったら利用してしまうかな。空港の搭乗口の前で、ギリギリまでホテルの予約したり、空港からの行き方調べたり、面倒だものな。いやー、便利な時代になったねえ。
投資家の間では、米国系航空会社の供給過剰が収益性を圧迫するとの声が上がっているが、IATAによれば、北米の航空会社の利益は乗客1人当たり18.12ドルで世界最高となる見通し。2位が中東の9.61ドル、3位が欧州の6.30ドルだ。とのことである。
いやはや、米系の航空会社は、需要があるからやってるけど、確かにサービス面からみてよくやってるなという感じはあったが、こうやって川っていくんだろうか。
アメリカンとサウスウエストにはまだ乗ったことないんだよね・・・。
1995夏南米
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