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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本
当時の画家が芸術としての絵画を無くしてしまうものとして毛嫌いした「写真」と言う新技術を当時のアール・ヌーヴォーの巨匠として名高いミュシャが「日記をつけるように写真を撮った」と言うほど写真を身近に撮っていたと言う事実が面白い。 まぁミュシャの場合は、工業デザインやなんかの分野でも巨匠な訳だから色々な物に興味を持ってしかるべきだとは思うが。 残念な事にこの本にはミュシャの絵が表紙にしか載ってないのだが、それでもモデルの背景に「ジスモンダ」が飾られていたり、いかにもミュシャ的な構図の写真があったりしてなかなか楽しめる。 アトリエの写真なんか「あぁ!ミュシャはこう言う花を見て書いてたのか!」と納得出来る。花だらけ。 そのほかにもミュシャの個人的なポートレート、家族の写真であったり、自画像であったり、友人の写真も見る事が出来る。 友人の中に「ゴーギャン」とか「ロダン」とかが写ってるあたり、歴史を感じさせられる。 って言うか、ロダンってミュシャと親交があったのか~。 ちなみにミュシャが愛用したのは「イーストマン・コダック社」の「フォールディング・ポケット・コダック」だそうで、カメラや写真に興味の無い俺でも、ちょっと見てみたいと思わせるデザインだった。 ミュシャ好きな人にはなかなか興味深い本だと言える。オススメ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月01日 22時29分15秒
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