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カテゴリ:改訂 『日米口語辞典』
『戦意を喪失させる』 psyche ~ out
相手を呑む、(貫録で)圧倒させる、戦意を喪失させる。 これらは、すべてpsyche out. 発音は、サイクアウト。 彼に圧倒された、は He psyched me out. ちょっと文学的表現にかえると、like a frog at the sight of a snake. となろう。 蛇の前で縮み上ったカエルは、もう逃げ出す心の余裕などない。 武蔵は「五輪書」の中で、「たけくらべ」という言葉を使った。 自分の背の丈が相手より優っていれば勝ち、自分の方が低いと感じれば、負けである。 貫禄で負けるという場合、I am outclassed (by him). となる。 If you feel outclassed, you already are. というのは、西洋にも通じるポジティブ・シンクだ。 1月17日、兵庫県のJETプログラムで、兵庫県教育委員会から「500人の英語の先生方(その半分がネイティヴのALTの先生方)の前で、1時間20分英語で講演をしてくれないか」、との依頼を受けた。 <待ってました> 英語でも日本語でもお安い御用。 しかし私にも条件がある。 終ったら、グッタリくるぐらいの挑戦が欲しいという。 その条件は2つ。 1つは、その直前に会ったネイティヴの英語を同時通訳し、それを受けた日本人の先生のコメントを、私が日英同時通訳をし、そのあとは引き続き即興でネイティヴと英語でディベートをさせていただくというもの。 この20分位のパフォーマンスで「華」を見せれば、滑り出しは良くなる。 「花」は the wow factor. ここで500人の先生方をpsych out できれば、最後まで一人も居眠りをさせず惹きつける(keep them a captive audience) 自信がある。 観衆を overwhelm させれば、あとはラク。 英語は理論でなく、実践だ、というナニワ英語道の精神はこの齢になっても持ち続けているつもりだ。 真剣勝負・・・in a playful spirit(遊び心で)。 とにかく異文化コミュニケーションを意識した英語教育で燃えている県は、鹿児島県と兵庫県がいい勝負。 どちらも、武士道が根付きやすい精神風土を持っている。 「がんばれ、やっつけろ」はGive’ em hell. 「相手を呑んでかかれ」は Psych’ em out. 「しんだ気になれ」は Get yourself psyched up.(as if you’re already dead). お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月22日 08時41分46秒
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