テーマ:社交ダンス(8313)
カテゴリ:映画のはなし
天才のというのはやはり遺伝なんでしょうかね。
7歳の少女メアリーはTVアニメより数学書を読むのが好きな女の子でした。 ボート修理を生業とする叔父のフランクとフロリダの小さな家で暮らしています。 小学校の初日、彼女は他の子供たちと違いすぎる数学の才能を見せつけます。 担任の先生も校長も彼女を特別な学校に入れる様にフランクに勧めますが、彼はメアリーを普通の子供達と同じ様に育てたいと言います。 メアリーの母親ダイアンは天才数学者で、将来を嘱望される特別な才能を持っていたんです。 しかし弟のフランクにメアリーを託して自殺してしまうんですね。 メアリーを普通に育てたいというのは、特別な待遇で育てられたダイアンの遺志でした。 そこにメアリーの祖母であり、やはり数学者であったイブリンが登場。 せっかくの与えられた才能をこんな劣悪な教育環境で持ち腐れにするなんてとんでもないと、フランクと法廷で親権を争うことに。 イブリンは自分の孫の才能を確かめるべく、大学に連れて行きます。 数学の教授はわざと間違えた数式を黒板に書いて、できない証明をメアリーにさせようとするんです。 問題自体は難しすぎて私には全然ちんぷんかんぷんなんですが、そういえば証明の最後にQEDって書くんだっけと懐かしく思い出しましたよ。 小学校ではみんなが1桁の足算してる中、複数桁の掛け算を暗算で解いて驚かせるんです。 担任の先生がそれをフランクにいうと、『ああ、それはトラクテンベルグ暗算法だよ。』と軽く流すんですね。 冴えないボート修理屋のフランクも、実は以前ボストン大学で哲学を教えてたらしいんですよ。 ところでトラクテンベルグ暗算法って何? 因数分解みたいな方法ですね。電卓のほうが速いかな。 メアリの母親ダイアンが取り組んでいたのはミレニアム問題の一つナビエ–ストークス方程式についてでした。 ミレニアム問題とは、アメリカのクレイ数学研究所が2000年に発表した7つの問題のことだそうです。 そのうち1つは解決済みで、解いた人には100万ドルの懸賞金が与えられます。 ご興味ある方は取り組んでみてください。1問1億円です。 『gifted/ギフテッド』(原題: Gifted)は、2017年のアメリカ映画です。監督はマーク・ウェブ、主演の女の子マッケンナ・グレイスの可愛いこと。 いろいろ勉強になる映画でした。おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/11/25 11:08:16 PM
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