テーマ:社交ダンス(8410)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
<ヴァレリのグループレッスン>
ヴァレリ・イワノフはもともとスペイン人ではありませんが、スペインに40年住んでいて、スペインダンススポーツ教育委員会の会長を務めておられ、WDSFチェアパーソン、エグザミナー、アカデミー理事なども兼任されている方です。 もちろんWDSFのダンス競技で審判もされています。 WDSFのマドリードで開催される大会をオーガナイズされているとおっしゃっていました。 2014年のシニアII世界選手権の時も、いらしたんでしょうね。 講習会のテーマは『パソドブレ』でした。 『男性は闘牛士、では女性は何ですか?』 誰かが『牛』と答えると吉川選手を引っ張り出して、彼女が牛に見えるかとみんなに聞きます。 闘牛は見たことはないんですが、体重500キロもありそうな猛獣です。 当然可愛らしい女性とは似ても似つかないわけです。 『女性は牛ではありません。ケープもしくはジプシーのフラメンコダンサーです。』 牛じゃなくてよかったです。 闘牛士は猛々しい牛の前に静かに立ち、その場を支配するかのようにエネルギーを内に秘め、ポジションをとります。 膝から胸までを前に突き出す独特のポーズ、これは闘牛士の衣裳に由来するもので、ハイウエストのパンツは胸まであるからだそうです。 闘牛士は英語でマタドール、スペイン語でトレロというそうで、何度もトレロという単語が出てきました。 パソ・ウォークをみんなでやりました。 トレロは丸く歩きますが、その中央には牛がいるので内側の足のつま先はそちらを向けます。 後ろ足は綺麗にデザインします。バレエとスタンダードダンスの中間と表現されていました。 ただしリリースしません。タンゴと同じようにフリックして床を捉え、ヒールから着きますがボールを前に見せることはしないとのこと。 ヒップは他のラテンダンスのようにくねくね動かしてはいけません。 女性はいいそうです。ジプシーダンサーですからね。 カップルでホールドして歩く時の注意点は、女性がバックバランスになって男性を引っ張らないようにとのことでした。 パソは立っているだけで腿の筋肉を目一杯使うので、もしパソを踊って太ももが全然疲れてなかったら踊ってない証拠だと言われました。 こちらはヴァレリのプロモーション・ビデオになります。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/22 06:19:47 PM
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