テーマ:社交ダンス(8410)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
<タチアナの個人レッスン>
選手時代の実績とか、育てた選手の成績とかがプライベートレッスン料に反映されるようです。 タチアナ(Tatsiana Lahvinovich Galchun)は円安も相まって45分37000円と相当お高いので、私はグループレッスンだけでいいと言っていたんですが、大将がどーしても個人レッスンを受けたい、お金も僕が払うと言うので受けることにしました。 ところが人気が高くて全然予約が取れなかったんです。 キャンセル待ちしてたら1コマ空いたので、講習会のすぐ後、隣の部屋で1レッスンだけ受けることに。 外人コーチも世界のトップ選手になると派閥みたいなものがあって、どの先生に習ってきたかとか、どのチームに所属してたかで派閥同士が仲悪いこともあるので気を使う必要があったりします。 私たちはキャロル先生からの流れで、スロベニアのスクフカとか、ユーリ&ヤグダに習ってきていて、今回教えてもらうタチアナとはどうも派閥が違うらしいと言う情報があったので、先週コスモスクラブの時にララちゃんにその辺の事情を聞きました。 やはりタチアナとヤグダはスロベニア内の別派閥であまり仲は良くないらしく、同じスーパーで出くわしても見なかったことにするような関係だったそうです。 そんな訳でレッスンの際の自己紹介ではそれ系の話は全く出さず、大将が2010年のブラックプールでタチアナたちがアマチャンピオンになった時、その場で見てました〜!と熱弁を振るいました。 今はもう現役引退してますから丸くなってるかもしれませんね。 タチアナって昔から髪型がすごいパンクで、今回もサイドを剃り上げたモヒカンの中央部分だけ長く伸ばして三つ編みという、どこかの部族みたいなユニークな髪型でした。 ララちゃんによると、リーダーだったゾランとではなく、『え〜!この人と〜!』っていう、ラテンじゃなくてスタンダードなジェントルマンと結婚して子供もいるようです。 程よく場も和んだところでルンバを踊って見ていただきました。 全く予想していませんでしたが、女性の動きが素晴らしいとベタ褒めしてくれたんですよ。 世界のタチアナにそんなこと言われたら嬉しくないはずがありません。耳まで真っ赤です。 でもきっとこれは女性を気持ちよく踊らせる手なんでしょうね。 最初から1歩ずつ、レッスンの9割は男性の動きに関するものでした。 リードや女性の動きにかまけすぎて自分が踊ってなかったみたいなんですね。 『一番は自分なのよ。他の誰でもない、まず自分。あなたはフロアを支配する王様なの。女性のことは二の次よ。』 ルンバは女性の踊りと言われますが、男性だってしっかり踊らなくちゃね。 二人のダンスなんですから。 男性の動きがどんどん追加されて、ぼやけた輪郭が少しずつはっきり見えて来た気がしました。 女性に関して言われたのは、 『絶対に一人で動き出してはダメ。男性にリードさせなさい。彼はそんなにヤワじゃないから大丈夫。行けの合図が来たら講習会でやったように、それと同じだけの力を返しなさい。』 言われた通りにやったら大将がヨロヨロしちゃったもんで、先生も笑って『ヤワだったわね』ですって。 大将は私の言うことは全く聞く耳持たないので、キョロキョロするなとか、下向いてるとか基本的なところでタチアナに色々言ってもらえたのはありがたかったです。 自分で大枚叩いてのレッスンですから、もったいなくて少しは忘れないでしょう。 たくさんタチアナにかまってもらえて、大将も大満足だったようです。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/23 06:15:14 PM
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