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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年04月20日
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カテゴリ:アート
Takさんのブログを拝見して、何が何でも出かけ
なければならないと思い、いざ太田記念美術館へ。

何しろ土日の休みは、お茶と合気道の稽古の合間を
縫って、美術館に出撃するので大忙しなのである。
お茶の稽古の帰りに着物姿で浮世絵見学というのも
いいなと思うのだが、あちこちの美術館をはしご
するために大急ぎで歩くことを考えると、どうも
いったん帰宅して、洋服に着替えてしまう。

さてさて、この展覧会は、-浮世絵にみる日本
女性の美-というサブタイトルのとおり、浮世絵の
美人画を集めたもの。菱川師宣から大正新版画
まで、浮世絵の歴史を追って、その時々の浮世絵
美人画を紹介している。

マイブームの春信も、何点か出ているが、色が
あまり良くないのが残念。

磯田湖龍斎の「風流五色墨」は、春信の真似で
稚拙な感じがしたが「雛形若菜の初模様・丁子屋
内若鶴」では堂々の貫録。

歌麿の傑作、「婦女人相十品 文読む女」が出ている
のもありがたい。でも歌麿では、「北国の芸者」の
方が良かった。

北国の芸者.jpg

英泉の作品もいくつかあった。退廃的な雰囲気は
さほど感じられなかった。英泉の退廃はこんなもの
ではない。「今よふすがた」など、背景の装飾的な
派手な模様がステキだった。

今よふすかた.jpg

肉筆画では窪俊満の「二美人遊歩図」が良かった。
紅嫌いの窪俊満。肉筆画でも本領発揮。白い顔と
手足が、背景の墨絵から浮き出ている。

そのほか、明治や大正期の浮世絵美人画を眺める
ことができたので大満足。

特に伊東深水、島成園に感激。島成園の「湯あが
り」は、よく目を凝らさなければわからないほど
ほんのりと赤く染まった頬に、青くうるむ瞳が美
しい。これぞ、ジャパニーズ・ビューティーだ。

湯上り.jpg

太田記念美術館。次は、芳年の「風俗三十二相」
と月百姿」。UKIYOE-TOKYOも風俗三十二相を
色違いで2セット展示。日本橋高島屋ではいよいよ、
「ベルギーロイヤルコレクション展」が始まる。
連休は浮世絵三昧だ。





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最終更新日  2009年04月20日 05時35分34秒
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