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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2011年02月06日
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カテゴリ:アート
抱一生誕250年ということで、各地で琳派の展覧会が開催されている。こちらは大きな展覧会場ではないが、ワンコインで名品とちょっとした庭の風情を楽しむことができる心地よい空間である。

扇面月兎画賛.jpg

本阿弥光悦の「扇面月兎画賛」は、大琳派展でも見た。ウサギの跳ね方が可愛い。

抱一の見所は、「十二ヶ月花鳥図」と「四季花木図屏風」だと思う。
抱一の「十二ヶ月花鳥図」は、畠山記念館以外には、三の丸尚蔵館、出光美術館、香雪美術館、プライスコレクション、ファインバーグコレクションと残っているそうで、香雪美術館以外のものは、見たことがあるのだが、それぞれどんなものだったのかは記憶が残っていない。

今回の畠山版は、以下のような作品である。(前期は1~6月まで)
1月 椿・梅に鶯
2月 菜の花に雲雀
3月 桜に瑠璃鳥
4月 芍薬に燕
5月 菖蒲にバン
6月 百合・葵に雀
7月 むくげにホウジロ
8月 芙蓉にウズラ
9月 菊にヒタキ
10月 山茶花にカケス
11月 葦にオシドリ
12月 竹・寒菊にセキレイ

それぞれシンプルな画面構成である。1月の椿の鮮やかな赤や3月の瑠璃鳥の青が心地よかった。

四季花木図屏風.jpg

「四季花木図屏風」は圧巻。満開の桜の樹木の下に咲き乱れる四季の花々は、着飾った着物姿の女性たちが集っているようにも思える。ため息が出るような屏風であった。

畠山記念館の隣の般若苑の跡地の大規模工事がついに始まった。高層住宅ができるらしい。この地もどんどん変貌していく。





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最終更新日  2011年02月06日 09時40分48秒
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