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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2021年02月17日
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カテゴリ:アート


「ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」というサブタイ
トルに惹かれて出かけましたが、あらかじめWEBサイ
トで展示リストを見た時に出かけようかどうかと迷った
危惧がその通りになってしまいました。

まず展覧会のコンセプトが全体的に難解だったというの
が最大の欠点。単なる眠りを描いた「序章 目を閉じて」
のルーベンスの子どもたちの絵やフジタの裸婦像など10
点は分かりやすく、GOODでした。次の「第1章 夢か
うつつか」のコーナーもシュルレアリスム絵画を取り上
げたことは理解できます。

ところが「第2章 生のかなしみ」あたりから、疑問符が
漂い始めます。眠りは死と裏腹だと訴え、枕を描く小林
孝亘の作品は解説を読んではじめてなるほどだと思いま
した。解説を読まなければ単に「眠りに必要な枕」のイ
メージしか湧かなかったことでしょう。今まで東近美で
何回も見ている堂本右美の「Kanashi-Ⅱ」はこの黒い線
が初めてチューリップだったこと解説によって知りまし
た。このコーナーの作品はやはり解説が必要です。塩田
千春も初期の映像作品のみの展示で期待していた大規模
なインスタレーションは無く拍子抜けでした。

「第3章 私はただ眠っているわけではない」のコーナー。
森村泰昌の三島由紀夫に扮するビデオは面白いのですが
「無関心=人々が目覚めていないこと」と眠りと引っ掛け
るのは理解するのは如何なものか。

「第4章 目覚めを待つ」。ここの作品は解説を読んめば、
なるほどなと感じます。でもどこがいいのでしょう。
ぱっと見では何が何だかさっぱり分かりませんでした。

「第5章 河原温 存在の証しとしての眠り」、この人の
このシリーズもかつて何回も見ましたが、いまだにその
良さが思い浮かびません。

そして「終章 もう一度、目を閉じて」。現在のコロナ
禍における「新しい日常」の中での生き方のヒントをも
たらすということですが、何ともピンときませんでした。

ただホームページに載せいている展示会場を網羅した
3DVRは素晴らしいです。(これでちょっと期待したの
が間違いでしたが)   (2/6)






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最終更新日  2021年02月17日 06時40分00秒
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