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カテゴリ:アート(2010年12月以前)
お義母さんを「あいちトリエンナーレ2010」にご案内しました。 車イスですから、一つの会場で12階、10階、8階、地下2階と4フロア楽しめる、愛知県芸術文化センターを選びました。 お誘いしましたのは、「よく、分からん
10月中旬の平日昼間。気候も良く、人出の少なそうな日にしました。 お陰さまで、映像作品も全て体験できました。 杖で歩くことはできますが、足元がしっかりしていませんから、松井紫朗と宮永愛子は遠慮しました。 どちらも「入り口ギリギリ」まで車イスで近づけて、中の様子をうかがってもらいました。美術館の会場スタッフの女性も、お心遣いで接してくださり、とても助かりました。
スティーブン・コーヘンの映像は、時々刺激のある場面がありますから「もういい ツァイ・グォチャンの火薬と和紙は中国特有の素材ですから、気持ちが入りやすいようです。ミンリャンのときのように、懐かしそうに見入っていました。 フィロズ・マハムドも戦争経験者として、私の説明に強く頷いていました。
ジャン・ホワンには、驚かれたようで、途中から「私一人だったら、この部屋に入れない」と、とても恐がっていました。 その隣の三沢厚彦+豊嶋秀樹の「山」は、とても楽しそうでした。 「私は車イスを押しているから、お義母さんが動物の数を数えてね。20頭いるから、間違えないでね。」と役割分担をしました。一生懸命数えて下さいますが、15頭くらいから「さっき数えたような・・・。」となってしまいます。3回目くらいでやっと納得。 冗談で、会場運営ボランティアの女性を指差して「にじゅう
ファン・アラウホの油絵は、何度も「これ、描いたの エクトール・サモラはどうしても「ベニヤ板」に見えるそうで、「触ってダメですよ。」と何度、言っても手が伸びてきます。頭の回転が速い方ですから、好奇心が手を伸ばさせるようで、制止に四苦八苦でした。 マハムドの「種」も触りたそうでした。
視覚障害者学校の見学があるからと、「チャンネル」の素材の切れ端がないか探したり、マハムドが制作に使った種と同じものを見本として用意したりと「見れない方」のためにガイドボランティアの方が奮闘していらっしゃいました。 しかし、見える方でも「触ってみたい
松井紫朗の「チャンネル」は中に入れるということが画期的と思いました。 水玉プリウスも、草間の作品がプリントされた車に乗れるというのは面白いと思いました。 ダヴィデ・リヴァルタの馬も触ると、作家の「腕の動き」「力の入り方」が分かります。
「アニマルズ」は最初、どのアニマルも撮影ができたそうですが、来館者が撮影ばかりに熱心になっている姿を三沢さんが見て、もっと目の前の作品を観て欲しいと「白くま1頭だけ」を「撮影可」に変更したそうです。
3年後は空間芸術という体感だけでなく、もっと作品を身近に感じられる展示方法があると良いなと思いました。
あいちトリエンナーレ2010 お越し下さいました皆さん、そして一緒に活動できました皆さん、ありがとうございました。3年後、きっとお会いしましょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月03日 01時29分59秒
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