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カテゴリ:アート(2010年12月以前)
アーティストが制作過程を見せながら作品を作り、来場者とも気軽に話しをする、「デキタテ工房」という面白い企画をしていました。 2回行きましたが、3人いるアーティストのひとりは1回、もうひとりは2回とも、「町中の探索中」ということで会うことが出来ませんでした。 1回だけ会えたアーティストも「疲れた」と言って、肩を揉んでもらっていましたから、結局、製作過程が見れたのはおひとりだけでした。
文谷有佳里が描いているのは「ペン画」でした。浅井裕介の制作映像を見た時にも思ったのですが、「躊躇しない」のです。浅井さんの制作に関わったボランティアの方にも伺いましたが、迷わずに次から次へ描いていかれるそうです。 「あまり話しかけて、邪魔になったらな~」と思いながら軽い会話をしていました。大丈夫そうなので「止め時(完成の見極め)は、いつですか」と尋ねてみました。 と、手が止まってしまいました。「失礼なことを伺ったかな」と心配しましたら、一生懸命に言葉を選らんでいらっしゃる様子でした。 「止め時」を自分なりに持っているけれど、「はたして、それで良いのか」反芻していらっしゃるようでした。 「自分にとっては、大切な質問になるかもしれない。」と、その理由を一生懸命にご説明くださいました。 ペンの慣れた動きと、自分にとって必要な刺激への反応から、文谷さんの制作姿勢を見た思いです。
浅井さんは、密に描かれる方と思います。完成間近に泥粘土を投げ付けられるのは、作品に新たなエネルギーを与えるためだと、制作に関わった方からお聞きしました。 もしかして、そこで「止め時」を計っているのかも
あいちトリエンナーレ2010 お越し下さいました皆さん、そして一緒に活動できました皆さん、ありがとうございました。3年後、きっとお会いしましょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月03日 21時27分36秒
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