|
カテゴリ:2011年3月~7月
中日新聞 夕刊にある「大波小波」というコラム欄は ペンネームで書かれています。 今回は「エピメテウス」が「どの神話を信じるか」という題名で 書いていました。
エピメテウスとは ギリシア語で 「epi(後で)+ metheus (考える)」という意味であり 「後悔する者」という意味で使われることもある。 ティーターン族の兄弟で、兄「プロメテウス」は 「先に考える」すなわち「先見の明持つ・熟慮する」という 意味である。(ウィキペディアより)
以下抜粋 最近よく聞く「安全神話の崩壊」という言いまわしには 違和感をおぼえる。 科学的根拠がないからこそ「神話」なので ここはむしろ「原発の安全は神話であった」 という方があたっている。
何が科学で何が非科学とされるのか そこには必然的に政治や経済の力関係が絡んでいる。 電力会社を大口スポンサーに持つテレビには 「安全」を唱える学者ばかりが登場しているような印象があり 一方、原発を危険視する学者は大学でも 一向に出世できないという。 何かを信じることが人間にとって不可欠である以上 「神話」が無意味だとは言えない。 だとすれば、どの神話を信じることが 幸せに繋がるかが重要だ。
プロメテウスが神々から盗んで人間に与えた火は 同時に数々の災厄をもたらすきっかけになった というギリシャ神話は、 我々にあらかじめ警告を与えていたのではないか。 よき神話とは人間に謙虚であることを教えるものだ。 パンドラのように匣(はこ)を開けても安全だなどと囁く 傲慢な科学神話に耳を貸してはならない。 以上
このパンドラは、プロメテウス(エピメテウスの兄)が 神から盗んだ火を人間に与えたことで怒ったゼウスが エピメテウスにつかわした女性で、エピメテウスの妻になりました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月28日 01時10分45秒
[2011年3月~7月] カテゴリの最新記事
|