|
カテゴリ:2011年3月~7月
コットンデザイン展のご案内をいただき、出かけてきました。 昨年、新聞記事で見つけお伺いした時に、 次回のお知らせをお願いしてきました。
栽培→染色→紡ぐ→織る→縫う・パッチワーク・接ぐ と、全てに関わっていらっしゃいますから 作品や会話の奥が深く、感心することばかりです。
縞模様とは柄の中でも、古くシンプルですが 実は、日本古来の模様ではないのですね。 南蛮交易により南方から珍しい縞織物がもたらされた 「島(しま)物」由来するそうです。 それ以前は「筋(すじ)」と言ったそうです。 確かに今でも「すじ」と言いますね。
中南米産の染色(赤)で有名なカイガラムシが 高価な染料として昔から日本にも入ってきていたそうです。 食品などの添加物で「天然」と書かれている「コチニール」は 虫(カイガラムシ)から抽出した色素です。
染色の「赤」は珍しい色でなかなか、無いそうです。 カイガラムシやムラサキ貝以外は ほとんど植物の色素で染めていますが 植物自体の色、「緑色」も、なかなか出ないそうです。 不思議ですね。
生薬(整腸)のゲンノショウコできれいな緑色が出たと 見せてくださいましたが この「ゲンノショウコ」を漢字で書くと「現の証拠」になるそうです。 調べてみましたら「現に効く証拠」に由来するそうです。 面白いですね。
そして「綿」と言ったら「白」と思いますが、「色つきの綿」もあるのです。 「色つき綿」で作った糸を見せていただきましたが 風合いがあって、とてもきれいな色でした。
今回の震災で東日本の産業がダメージを受けていますが 地震国の日本では古来から各地が震災に見舞われてきました。 その度に、震災から逃れた方々が、 新しい土地で産業を興し 日本各地にひろがっていった経緯があるそうです。
第8代将軍 徳川吉宗の「享保の改革」の倹約に 尾張の徳川宗春は、「経済が停滞する」と対抗したため 倹約で仕事が出来なくなった役者や芸人が尾張に流れてきて 芸事の街・名古屋が築かれたと言われています。 今回の震災でも、その底力を発揮して 日本の産業を盛り立てていきたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月28日 01時07分41秒
[2011年3月~7月] カテゴリの最新記事
|