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花屋な日々

花屋な日々

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2023.04.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類


むーちゃんと さんちゃん。

むーちゃんは大体いつも、誰かとくっついて寝てる。

まーちゃんであることが多いけど
最近は タラちゃんだったり、まるちゃんだったり、
誰とでも仲良しね。





前足は開きっぱなし。

もともと女の子にしては5キロあった大柄な子だけど

今はもう 3キロあるかないか。
すっかりやせ細ってしまった。

食べられないもんね・・・

なんとか かろうじて ちゅーるだけは口にしてくれるけど。

貧血もひどいし、脱水もひどいし、筋力も落ちてしまっているのに

3段ケージの天井まで ひょいひょいと上ってたむーちゃん。

昨夜は、段差が上れなくて 悲しそうにひゃーひゃー泣いてたから


考えて 考えて
1階で使ってたケージに取り付けるステップ爪とぎを
むーちゃんが使いやすいように工夫して取り付けなおした。

50センチくらいの段差を上るのがしんどくなってる。

今まで難なくひょいひょい軽やかに上り下りしてた段差。


実際、さすがに もうそんな高いところに行くのは危ないし、無理だよ、と思うけど

むーちゃんは頑張って高いところに行っちゃう。

安心するみたい。


昨夜、むーちゃんと暮らして初めて、むーちゃんを抱っこした。
初めてだよ。

お尻トントンしてほしくて近くに来たから、何の気なしにひょいと抱き上げて膝に乗せたら。
抵抗するでもなくしばらく膝の上にいてくれた。

かわいいかわいい、って撫でくりまわした。
すっかり軽くなって、こんなに痩せて、
抱っこなんてされたこともないのに、
もうどうでもよくなっちゃったのかな。
それとも少しは 私を認めてくれたのかな。






だらんとのびてるのはモールちゃん。
モッフモフ。

よれよれだったモールちゃんも幸せそうになって。

むーちゃん、まーちゃん、モールちゃんがいた現場は
近親交配がすすんで、みんな免疫系の異常を持ってて、やけに腎臓が弱くて、

短命の子たちのオンパレードだった場所。

私は、私が、できる限りのことを。
それでも救えなかった命がたくさんある。

不幸の連鎖を終わらせたい、と強く想い、
保護できた子たちはなんとか幸せにしたい、と強く願った。

あれから7年。
むーちゃん、まーちゃん、モールちゃん、
少しは幸せにできたかな。
体の弱い子たちに寄り添い、何ができるか 必死で考えた。

全部は救えなくても、せめて、自分が保護した子たちくらいは、って。



「保護」って、聞こえはいいけど

保護するのなんかカンタン。だれでもできるの。

大切なのは「その先」。

保護したあと どこまでケアできるのか。

体調もそうだし、その子たちひとりひとりのメンタルケアもそう。

安全な室内に入れればおしまい、ってわけではなくて、
毎日ご飯をあげればいい、ってわけでもなくて、

安心、安全、快適を担保したうえで、
どれだけ愛情をかけられるか。
適切な医療にかけて、どこまで責任が持てるのか。
毎日 遊んだり、話しかけたり、体調管理をしたり、
それができなければ きっと 「保護」なんてあまり意味がない。

ただただ 「安全」な室内に閉じ込めるだけを
「保護」というなら
ネグレクトだろうが 多頭崩壊だろうが
それはそれで「保護」かもしれないけど 違うと思うから。

保護する以上 責任が発生する。
その命に対する責任。

だから なかなか 保護はハードルが高いよね、と思うのだ。


自分ひとりが適切にお世話できる数なんて限りがある。

可哀想可哀想なんて安っぽいヒューマニズムでネコを集めるのは単なる「エゴ」だと思う。

だけども もちろん 見過ごせない命はたくさんあって

だからこそ 「適正飼育」の啓蒙や
丸投げしてくる人に対して 「あなたは何をどこまでできるのか」の問いかけが必要かなって。
一緒に考えて、行動する人が増えれば、
助けられる命はもっともっと たくさんあるはず。

自分ひとりのチカラを過信しないで
一緒に考えて、行動しよう、って。。



まぁでも確かに  どーしよーもない人はたくさんいるから
全部が全部 話が通じるわけではないけどね。

保護にはリスクが伴うから、そこは慎重にしなければならないけど、
保護したあとのことをしっかり考えないと
本当に保護されて幸せだったのか、という疑問が残ってしまう。


やりたいことと できることは 必ずしも一緒じゃない。

私は自分がスーパーマンじゃないことを知っているから
やりたくてもできないことがあるってわかってる。
やりたいことをあきらめるんじゃなくて
どうしたら「それ」に近づけるのかを考える。
目的と手段は分けて考える。
時に人は 目的を見失い 手段だけにとらわれてしまうから
「最終的にどうしたいのか」というゴールは念頭において動かなければ
やみくもに目先のことだけに振り回されてしまう。

なんでもそうなんだけどさ。

ネコのこともそうだし、仕事もそうだし。

私もそう、目先のことだけに振り回されてしまうこともしばしば。

だからこその反省も踏まえ、立ち止まって 「目的はなんだっけ」と思い返す時間が必要で。




花を売って売って売りまくれー!とイケイケドンドンな気分の時もあるけれど
あらやだ、私ったら、一体なんのために? とふと立ち止まる。

疲れて思考が働かない時ももちろんいっぱいあるけど

私はなんのために花を売るのか。という疑問。

答えは自分の中にある。忘れがちだけども。



家に帰ると ネコたちのゲロやトイレ掃除に追われて
なんなのもー!ってキーっとなることも日常だけど、
いやそもそも なんで我が家にはこんなにたくさんネコがいるんだっけ?と冷静になる。

なんのために「それ」をやってて、どうしたいのか、どうなりたいのか。

忘れがちなそこを 思い出さなくちゃいけない。

すべては「幸せ」のために。

じゃあ幸せって一体なんだ。

その堂々巡り、一見無駄に思えるけれど、実はいちばん大切な「目的」の答え。


やりたいこと、やるべきこと、できること。

すべてが一致するわけじゃないから

見失ってはいけない答えを ずっと 追いかけながら 生きていくんですよ人は。

って
哲学か!

今日もお疲れ。





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Last updated  2023.04.02 20:06:34



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