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花屋な日々

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2023.04.17
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​週に一度 フー太の通院。

月曜日は都合が悪いが そこの病院は院長先生が月曜担当なのだ。

しばらくは 月曜通院で抗がん剤の投与と経過観察。


今朝は、仕入れも配達もあり フー太の病院の予約もあったので、
それらとの兼ね合いを考えながら早朝から動いた。





最初のフー太のレントゲン写真。

心臓の上に あるはずのない影が映っている、それが腫瘍。



横からの写真だとさらにはっきり見える。
心臓と同じか、少し大きいくらいの腫瘍がくっきりと。


左のあご下には 触診でわかるほどの固いしこり。


どちらも細胞を取って病理検査に出したら
どちらも「悪性リンパ腫」であると判明したのが先週のこと。

病理検査の結果が出るまで1週間。

待っていられないからと早々にステロイドの投薬を開始して、
それからフー太は一度も吐血していない。




今日は、2回目の抗がん剤。

抗がん剤を打つ前には 必ず血液検査をして
内臓の数値を調べる。

腎臓、肝臓、それらの数値が異常に上昇していれば
抗がん剤は見送るしかない。

フー太、腎臓数値は若干高いのだけど
抗がん剤を見送るレベルではないとのことで
今日は2回目投与。


念のため あご下のしこりを確認してもらったら

「あれ? あれれ?どこだっけ?」と先生。
もう一度、左下で間違いなかったよね、とカルテを確認。

「ここのしこりは・・・なくなってますね」

「え!うそ!」

なんと、抗がん剤1回の投与で、あご下のリンパ腫は触診で確認できないほど
消滅したのか、縮小したのか、
いずれにしても 効果があったということ。

「そうなんですよね、1回ですーっとしこりが小さくなる子もいて。」と先生は言っていた。

本当だった。

しかし 胸の巨大な腫瘍はわからない。
次回、レントゲンを撮って確認することに。

「え、じゃ、じゃあ、このままもし腫瘍が消えたら、寛解したら・・!」
と私は期待に胸が膨らんだ。

「抗がん剤治療は、一応、25週サイクルで考えます。わりとすぐに耐性ができてしまうので、数回ごとに抗がん剤の内容を変えて、25週は様子を診ていく感じです」

「25週?半年も・・?」

「そうなんですよね・・・お薬の合う合わないも含めて、様子を診ながらですかね」

「うーん、しんどい薬なら私は使いたくない。寛解状態が長く続けば・・」


「悪性リンパ腫は 完治は難しい病気で 必ずどこかで再燃します。ただ、なかには、完治したんじゃないの?と思うほど元気になっちゃう子もいます。」

「寛解状態が続いて、寿命が先に来るならいいのに」

「その可能性もわりとあるというか、リンパ腫は抗がん剤が効きやすい病気でもあるので。本当に完治したかもと思える子を僕は見てきましたよ」


先生の言葉は私に少し 希望をくれた。




​​​​​​​​​​​​​​

​​小梅ちゃんとフー太はいつも仲良し。くっついて寝てる。




病院帰り 車を運転してたら

ふいに くしゃっと顔がゆがんだ。
「あごのしこりが消えた・・・」

涙が出た。
張りつめてた緊張感が切れた気がした。

抗がん剤をやることへの罪悪感。
疑念。
過去の後悔。
いろんな気持ちがごっちゃになって 迷って迷って 今でも迷ってて。

だけど 現実に しこりがひとつ消えた。。。

来週の 胸のレントゲンはどうなるかわからないけど
少しだけ光が見えたような気がして。

ううん、過度な期待をしてはいけない。
有頂天になってはいけない。

それでも なんだか 安堵とともに 涙が出た。

フー太、えらいね。
がんばろうね。
私のエゴに付き合わせて  ごめんね。





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Last updated  2023.04.17 19:38:29



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