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September 26, 2007
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テーマ:F1(444)
カテゴリ:Formula 1
 今日は日本国籍2ティームの壮行会やらパーティやらに招待されたため出先からの書き込みとなります。
 いよいよ富士にF1がやってきますがコース外でのフェラーリとマクラーレンのバトルは近年まれに見る大事に発展しました。
 ルノーのマス・ダンパーは遥か過去のものとして埋没してしまった感があります。ルノーのマス・ダンパーの時もそうでしたが今回のマクラーレンの件でも僕は概ねFIAの判断を支持しています。
 無論、異論もあると思いますがコンペティションを成り立てていく上でイリーガルな部分が明らかになってしまったら責任をとるのは必然です。F1という世界ではスパイ行為まがいの事例が日常茶飯事となって横行していても、それが明るみに出たら責任をとるのは不可避と判断されてしかるべきです。
 こういう風に書くとアンチ・フェラーリ・ファンからは激しいブーイングが起こりそうですが、僕はフェラーリ擁護派ではありません。
 むしろ、どちらかといえば嫌いです。以前は僕自身フェラーリを所有し乗っていたこともありますが好きではありません。嫌いです。決して良いクルマだとも思いませんしセンスが良いとも思いません。いくら冷静になっても、いや冷静になればなるほど二度と乗ろうとは思わなくなるクルマです。
 ただし、そんなフェラーリ嫌いの僕でもハッキリ言えるのはルノーのマス・ダンパーの時も今回のマクラーレンのスパイ疑惑に対する裁定もFIAの判断は間違っていないということです。
 一部ではフェラーリのブレーキ違反云々でマクラーレンは相打ちにする気だとかまことしやかに言われていましたが、そんなことは絶対にありえません。
 このありえません、という意味は決してフェラーリがブレーキ関係に違反していないと言い切る種類のありえませんではないということです。フェラーリがブレーキに違反していてもマクラーレンが相打ちにすることはできないという意味のありえませんです。
 何故なら、もしロン・デニスがそれをすればドライヴァーズ・タイトルのポイントまで剥奪される可能性や危険性を生み出します。
 ティーム内が円滑かつ円満にいっているなら問題はないでしょうがフェルナンドとルイスの緊張状態が作り出しているティーム内抗争を考慮すればドライヴァー・タイトルの可能性まで失うことはすなわち、来季のマクラーレンのドライヴァー・ラインナップが大きく変動する可能性を生み出してしまうことに他なりません。
 特にフェルナンドは自身のタイトルのことしか考えていないようなお子チャマですからタイトル獲れなければ大手を振ってマクラーレンから出て行くでしょう。ルイスはマクラーレンに残るかもしれませんがチャンピオン不在のマクラーレンに公約どおりのスポンサーシップが実現されるか否か、過去の歴史を鑑みても微妙なところです。
 スポンサーへの対応でフェルナンドに出て行かれても損失が食い止められるようにロンは「フェルナンドに脅迫された・・」とリークしたのでしょう。一方でロンはダブル・プレイ、トリプル・プレイを回避し、フェルナンド残留の可能性も残すために司法取引に応じ、ドライヴァーズ・タイトルを争える可能性を残したことを声明に残し強調したと判断するのが自然です。ただし、来年のマシンの設計においてマクラーレンはフェラーリに弱みを握られたも同然という言葉もありますが、僕はそうは思いません。
 作ったマシンが筒抜けという点は確かに不利です。しかし、マクラーレンというよりロン・デニスはフェラーリに1つ貸しを作ったとも言えます。
 本来なら土俵際でフェラーリと相打ちに出来る情報を持っていながらそれを封印し、伏せたことの貸しは後のフェラーリにどのような因果応報をもたらすかまだ誰にも解りません。この業界は一人勝ちはありえません。これはF1に限らずです。
 この罰金1億ドルの裁定は目で見える範囲外では思われている以上にマクラーレンに対して優しい裁定だと思います。むしろ情報が漏れたことでフェラーリのアドヴァンテージは無くなったに等しいだけにフェラーリには厳しい内容でしょうね。
 それでも今季のチャンピオンシップはルイスかキミのいずれかでしょう。大穴はフェリペですがこの線は薄いです。
 何故かと言えば残り3戦のコースは全てマクラーレンのマッチングが微妙だからです。特にフェルナンドのスタイルだと雨が降らない限り勝利の目はありません。逆に言えば残り3戦全てウェットならルイスがフェルナンドを抑えてチャンピオンになる可能性が高いです。
 雨がなくドライなら富士と上海はキミ、インテルラゴスはフェリペでルイスやフェルナンドの出来が絡むもののキミの初戴冠が妥当かな?と思います。
 日本GPが鈴鹿であったならフェラーリはマクラーレンとほぼ互角であった可能性が高いので厳しい戦いになったでしょう。
 僕がこう考える理由はマクラーレンとフェラーリのタイアの位置づけ、タイアの使い方、コーナリング中のダウンフォースとドラッグのタービュランス制御の相違点に集約されます。これはシーズン半ばでほぼ見え隠れしていたものですので僕の中では今更論ずる内容ではありませんが、まだチャンピオンシップも決まってませんので今書くことは控えようと思います。
 ただし、フェラーリのツケがドライヴァーズのタイトルに絡まないとは言い切れません。僕の独断と偏見ですが今季はルイスとキミに絞られたと言って良いと思います。何かあったときに決してフェルナンドに有利な裁定が下るとは思えないからです。
 因果応報です。自分の力で勝っていると思っている勘違い王者はさっさと退場してほしいものです。


P.S.
さて、富士が今季F1観戦4戦目になります。今季は思ったより観戦多かったですね。今回はゲスト・パスなのでより接近してマシンを分析できると思いますが、FSWのレースでいつも思うパドック・ラウンジの利用マナーの悪さ今回はどうなんでしょうね?
利用マナーはあくまでも利用者のモラルの問題ですが今回は世界のセレブも集うイヴェントですから運営側の手腕も問われます。恥ずかしくないマネジメントしてくださいよ~。僕はこのまま富士に入ります。インターネット接続環境はありますが更新できるかどうかは解りません。





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Last updated  October 1, 2007 12:12:23 AM
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