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カテゴリ:政治・政策・世相・犯罪・歴史
以前ブログで触れましたように、放送大学教授の高橋和夫氏は、パレスチナ問題をはじめアラブ事情に詳しい方です。放送大学の授業でのイスラエル軍の撤退に関する国連安保理決議第242号の解説は興味深いものでした:
英文では、占領地の前に定冠詞がないので「占領地からの撤退」であり、全ての占領地からでなくてよいという、イスラエル向きの解釈が可能になります: Withdrawal of Israeli armed forces from territories occupied in the recent conflict 一方仏文は定冠詞があり、すべての占領地からの撤退、とアラブ向きの文章になります。 Retrait des forces armées israéliennes des territoires occupés lors du récent conflit.
英文と仏文でニュアンスを変えて全体的に玉虫色にした結果、後々争いのものとなったということです。 週刊東洋経済 2017年12月23日号【電子書籍】 ところで週刊東洋経済12月23日号に高橋先生が寄稿しています。 エルサレムを首都と認定したトランプ大統領の意図は、アラバマ州上院議員選挙で、セクハラ疑惑で当選が危なく案った共和党のロイ・ムーア氏のために、保守層受けする政策を狙ったとのことと解説されていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 25, 2017 12:00:18 AM
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