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カテゴリ:中国留学の思い出
「留学生食堂じゃないところで食事をしよう。」
ある日の昼食時、 女性何名かで出かけることにしました。 学校の東門の方向へ歩くと、途中 病院(診療所?)や購買の前を通過、 ↑ こんなところも。 門の外側は、見たこともないのにどこか懐かしい光景でした。 車がまばらにしか走っていない道路(自転車はそれなりの量)、 通り沿いの店は、自動ドアや冷房設備など一切なさそう、 人の方もどことなくのんびりしていて、 道端にしゃがんで煙草をふかしているおじいさんとか。 そういえば 「中国(当時の)は日本の昭和30年代だ。」 と、誰かから聞いたことあったような。 日本ってこんなだったのか… あちこち眺めながら歩いて、一軒の餃子屋?を発見。 みんなで入店、というか客席は店の前の青空の下、 お風呂場で使うような低い椅子と それに合わせて作られた簡単なテーブル。 店の人がやってきて聞く「注文は何斤?」(1斤=500g)とは、 「餃子の皮部分だけの重さで何斤欲しいのか?」という意味。 何斤の皮で餡(肉)を包んだらどれ位の量になるかなんて見当もつかないので、 「この人数だと何斤必要かしら?」と、逆に質問。 しばらくして出てきた水餃子のお味は… 食堂の白米よりはいいかな。 突然、同行者の1人が 「ぎゃーっ!」 見ると、醤油さしの醤油を開けた小皿の中で 何匹もの虫がうにうに泳いでる! 私は酢だけ使っていて助かった… じゃなくて、 この店の衛生観念大丈夫?! 食後は学校に戻りがてら近くの商店をのぞいてみる。 お菓子も、文具も日用品も、 商品はすべてショーケースに収まって、客は勝手にさわれない。 試しにビスケットを買ってみようと店員に告げたら、 彼女はくるりと後ろを向き、 壁側の棚の奥をごそごそ探して 取り出した段ボールに手を突っむと、 再び現れた手には、むき出しのビスケットひとつかみ分。 それを秤にのせ、また段ボールに手を突っ込み、を 注文した重さになるまで繰り返してから 今にも破れそうな薄いビニール袋に入れてくれた。 文房具じゃあるまいし、あんな保管の仕方で大丈夫なのかな? ダメです。 寮に帰って食べたら完全にしけってました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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