10時に起きる。
なんでも細君の友人が遊びに来るそうだ。
みっともないところを見られたくないから、さっさと顔を洗って来いなどと蹴りだされる。
友人が来て、しばし駄弁った後、俺は近くの整体へ。
どうも背中が痛いので、整体でいろいろ歪んだ体を矯正してもらう。
多少、痛いが、確実に楽になるし、保険が利くため実に料金が安い。
戻ると細君は出かけた後だったようだ。
俺は仕度をして、FDで家を出る。
本当は、もっと早くにでて、友人のイトキンと川にでも行こうか、などと話していたが、
この時点で12時を回っていたし、
どうも東名高速が25kmの渋滞だとかで諦めた。
軍歌のCDと落語のCDを交互に掛けながら、下道をのんびりとドライブ。
なんだかんだで家に着いたら、16時くらいだった。
着いてから車を洗う。
しばらく洗ってなかったので、かなり汚れていた。
イトキンは遊びに来ようとしたが、子供がなきわめくというので、一瞬だけ来て帰ってしまった。
じゃ、夜にカブトムシでも獲りに行こうぜ、と。
とりあえずは俺はワーニャの散歩も兼ねて山にでも行こうかと。
その前に罠でも仕掛けんべ、と、
焼酎に漬けたバナナを、母親からもらったストッキングに放り込んで、それを持って出た。
荻野側沿いのぶどう橋という橋があるのだが、それを渡ったところには、昔からカブトムシがいると言われていた。
夕焼けが綺麗。
のろのろしてしまったので、山の中はもうかなり暗い。
目視が困難な状況。
いくつかめぼしい木を探してみたが、ナラばかりでクヌギが少ないし、
見つけても、これにはこないよなーというような木ばかり。
帰り間際にかなり樹液の臭いを放っているクヌギを見つけたので、
バナナストッキングを巻きつける。
よし、後で見に来ようっと。
この日は街で花火大会をやっていたので、帰りしの遠くの空に打ちあがる花火が見えた。
家に帰って、風呂入ってメシ食ってビール飲んで、本を読み、早くも深夜12時過ぎ。
イトキンから電話。
「今からいくわー」
5分ほどでイトキンが愛車ゴルフで到着。
助手席には甥っ子タツキが乗ってる。
小学校3年生だが、カブトムシが獲れると聞いて必死で起きてきたらしい。
まずは、ぶどう橋へ。
真っ暗な山の中は、昔は平気だったのに、都会生活に慣れるとちょっと怯む。
しかし、どうも罠が見当たらない。
この木で間違いないんだがなーといいながら、探すもやはりない。
樹液はかなり出ていて、チョウとかガとかがうじゃうじゃいる。
しかし、カブトやクワガタはいない。
帰りながら、いくつかクヌギを見たのだが、最後に見たクヌギから樹液が出ていた。
クヌギの根元を覗き込むと。。。
いました、カブトムシ、オスとメスが。
メスはいらないというので、オスを捕まえる。
久しぶりの感覚。
少し痛い。
大喜びで、車に戻る。
そしてイトキンがもう1箇所ポイントを知ってるというので、移動。
ポイントに着くと、虫かごを持った親子がちょうど帰るところだった。
先にやられたかーと思って、念のため車を降りると、、、
バサバサっと何かが空から降ってきた。
降ってきたのは、カブトムシのオスメス。
なんてこった、何もしないで捕まえちまった。
とりあえず両方捕まえる。
そして次々と空から降りてくるカブトムシ。
うじゃうじゃ捕まえられる。
木をみたら、木にも何匹かいたので、結局全部で6、7匹捕まえた。
タツキにオスを3匹くらいやって、俺はオスメス2匹ずつ計4匹持って帰ることに。
いやぁー、痛快!!
その後、イトキンとコンビニに行って酒を買い、3時ごろまで地べたに座って祝宴。
あれやこれやと語らいだすと、もうキリが無くって、非常に楽しかった。
明日は、早起きして川に泳ぎに行くぞ~~~!!
土曜日 庚午
六輝=先負 九星=六白金星 中段十二直=閉 二十八宿=胃 旧暦六月二十二日