ホテルと旅館の批評

　JALのクラスJに乗ってみた。普通席と違うのは、座席が広めであることだ。あと、飲み物に小さなお菓子をくれる。ただ、+1000円を払う価値があるかどうか、1時間程度のフライトではあまりないと思う。利用したときは、帰省と週末が重なったことで、満席であったが、単なる旅行なら、このクラスの席は使われないのではないか。

　JALは、大型増資をしたことで、株主優待券が多く発行されたために、金券ショップで暴落しているようだが、こんな方針で大丈夫だろうか。
　
　一方、ANAは、+5000円という高めの設定であるが、席数をすくなくしたスーパーシートを設置している。こちらは、さすがに5000円アップだけに、座席の広さだけでなく、スッチーの割り当ても多い。前に乗ったときはガラガラのスーパーシートだったために、１家族に一人のスッチーが付いていた。また、座席は、クラスJより広いと感じた。

　フライト時間が食事時間のときは、お弁当がでて、それ以外は高級菓子がでてくる。しかし、ビジネス客の出張を狙ったどおり、利用率は高いそうだ。預けた荷物も先にでてくる。ビジネスで利用するなら、JALよりANAを使うだろう。

　ANAに対抗して、JALも国内線にファーストクラスを設置することを検討しているそうだ。それ以前にJALはもっと経営の基本背略をしっかりしないと、個人株主にも顧客にもそっぽをむかれるのではないだろうか。ドタバタした経営陣の交代、株主総会直後の増資発表など、どうも迷走しているように感じてしまうのである。

　この夏、冬と続けてJALを使うことになったが、やはりANAに戻ろうかと考えてしまう。もっとも、出張などで飛行機を使うことはないので、どちらを使ってもマイレージがたくさんたまることはないのだが。