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カテゴリ:「茶藝を極める」
2月17日(木)にまとめて受講した分の第10回目です。
今回淹れたのはこんなお茶。 ![]() 緑茶の一種。 とにかく形がすごく小柄で細かい。くるくるっと丸まってるわけでもない。 だからきっとすごく抽出されやすい茶葉なんだと思った。 甘く濃厚に淹れるよりも、 キリッとすっきり淹れられたらいいなぁと思って、トライしてみた。 一煎目、 茶葉を刺激しないように気を付けながら勢いよくお湯を注いで、茶葉を回した。 抽出しすぎないように、あまり時間を待たず、すぐに出した。 そしたら想像以上に甘み、厚みが出た。 …普通においしい(笑) 狙った味わいとは違うけど、これはこれでおいしい。 先生が、「キリッと出すためのコツ」を教えてくれた。 ◆「キリッと(さわやかに)」の条件 (1)お湯の温度は高くする →香りに効いてくる (2)薄めに入れる →味わいに効いてくる (3)透明感 →水色ではなく、味の感覚のこと (3)透明感ってのが一番難しいと思う。 つまり、すっきり感。雑味と反対にある味わいをイメージすること。 そして、もう一歩踏み込んで考えてみる。 一煎目を淹れてみて分かったように、 このお茶は非常に甘みや厚みが出やすい特徴を持ったお茶。 だからキリッと淹れようとしても、どうしても厚みが出てしまう。。 発想を変えて、この特徴を逆手にとってみる。 つまり、キリッと出す淹れ方でやれば「爽やかさ」な味わいが表現できるのでは…と。 ※あたしが狙う「爽やかさ」: 口の中全体にふわぁっと広がった後は、ふぅーっと抜けるような感じ。 後味はべたーっと舌の上に残らないこと。 ほのかな甘い後味がいつまでも優しく舌の上に残っている感じだと最高。 二煎目、 キリッと出すための淹れ方を実践して、「爽やかさ」に淹れることを目指してみた。 お湯を一点から注ぐ。最初はゆっくり、あとは勢いよく。 そうして茶葉を蓋碗の中でくるくると回す。 フタで何回かさらに茶葉をくるくる回して、待った。 結果、口当たりは爽やかさだったけど、 喉元過ぎると下の奥で甘さが残って、けっこう厚めな感じに仕上がった。 「口当たり爽やかさ、後味しっかり、甘い」 という感じでなかなか面白かった。これはこれで、充分おいしい!! 次回の注意点は、お湯を一点から注いで最後勢いよくするとき、 やかんをしっかり傾けて、お湯をより太く、早く出すようにすること。 三煎目、 お湯の注ぎ方は二煎目と同じ。変更したのは、 フタで茶葉を回す回数を減らしたのと、抽出を待つ時間を短くした。 結果、狙ったとおりの爽やかな味わいを表現できて、おいしかったーー!! 今回は本当に充実していた。 一つの茶葉でも、淹れ方を変えるだけで味わいにすごい差が出ることを実践できた。 なにより、自分が狙った味わいを割と正確に表現できたのが嬉しかった。 一歩前進したかしら~ ![]() もう一人の生徒さんが淹れたのはこちらの緑茶。 茶葉が平べったくて、でっかい!! てか名前がかっこよすぎる。 ![]() 水色はこんな感じ。 ![]() 今回の茶器はとても緑茶に合っていると思う。 すっきり爽やかな感じを、茶器の組み合わせでも表現できているような… この風景が好き。 ![]() お茶を淹れてくれるのを待つ間、 どんな味がするんだろうなぁと楽しみな時間。 ![]() ↑↑↑↑↑↑ 応援クリックお願いしますっ☆ ↓↓↓↓↓↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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