カテゴリ:シリーズ京歩き
「今年も、2人でどこかへ行こうか」と、妻に聞くと 「う~ん。どこが良いか考えておく」という返事。 「桂離宮とか修学院離宮なんか、どう。 予約してないと、なかなか見れないし・・・」 と、水を向けてみたものの、こうしたところは、さほど興味がない様子。 毎年、結婚記念日には、2人でどこかへ出かけるようにしていて、 ここ2年、定期観光バスでの京都めぐりをしています。 色々検討したというものの、結局は、今年も定期観光バス。 「京の一日」というコースに決め、申込みをしました。 このコースの特徴というのが、2階建てバスでの京めぐり。 少し違った角度から車窓の風景を楽しむことが出来るだろうという期待があって このコースにしました。 また、この2階建てバスというのが、今年限りで引退することになっていて、 これに乗れるのも、いわば今年が最後のチャンスということも、 このコースを選んだ理由の一つでもありました。 バスはJR京都駅前を出発し、京の町をめぐります。 今回のコースの行先はというと、誰もが知っているといえるような観光名所。 幾度か行っている場所ばかりではありますが、こうしたところを改めてめぐってみるのも たまには良いかな、とも思います。 清水寺と産寧坂。 この日は、天気が良く、空気も澄んでいて、 清水の舞台から、京都の街がきれいに見渡すことができました。 清水寺、何度来ても良いところですね。 参道から産寧坂にかけては、修学旅行生など、 とても多くの人で賑わっていました。 昼は、嵐山フリータイム。 ちょっと足を伸ばして、嵯峨野の小径を歩きました。 嵯峨野散策の中、訪れたのは清凉寺。 胎内から五臓六腑の模型が発見されたということでも知られている釈迦像を所有している 嵯峨の名刹です。 国宝の釈迦像を見たいというのは、妻からのリクエストでもあり、 2人で、この釈迦像にお詣りをしてきました。 まばゆいばかりの金箔。 京都観光の定番ともいえる、金閣寺です。 池に浮かぶ、この金閣の眺め。 昭和の再建であるとはいえ、さすがに見る人を引き付ける魅力がありますね。 そして、最後は平安神宮。 平安奠都1100年を記念して、明治28年に創建されたという神社でありますが、 今や、京都を代表する観光名所となっています。 平安神宮の奥に広がる「神苑」。 ここは、私のお気に入りの場所のひとつで、 この奥の庭には入ったことがないという妻を、一度、ここに連れてきてやりたかった ということもありました。 とても、ゆったりと寛げる、本当に癒される空間です。 *** 「来年は、季節を変えて、もっと違うコースに行ってみようか」 とは、妻からの提案。 定期観光バスでの京めぐりを、すっかり気に入っているようです。 確かに、手軽に観光名所をまわれるし、ガイドさんの話も面白いし、 十分楽しめますけどね。 年に一回ではありますが、こうした機会を大切にしたいな、と思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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