本当に心臓病ですか?

2010.02.03

きょうは節分、
豆まきの日ですね。

わがやは本日母子家庭なので、
どうしよう、ワンニャんと豆まきかしら（*^_^*）

さて、犬猫ちゃんの心臓病について2年以上
私は「あること」を言い続けています。

それは

●犬猫ちゃんの心臓病は共に三大死因のひとつだということ

●犬君の場合　小型犬ちゃんはかなりの確率で
　心奇形で生まれる場合が多いとする説があること

●猫さんの場合特に心臓病が見つかりにくいこと
　(飼い主さんが猫さんの不調に気付きにくい)

●心雑音＝心臓病ではないこと

●心臓の確定診断、経過観察は「心臓エコー＝超音波検査」でということ

わがやは

●愛猫ラグドールの海が先天性肥大型心筋症
●愛犬キャパリアの華実が先天性僧帽弁閉鎖不全症予備軍

なので、心臓病のことはかなり調べました。
もちろん十分ではないのですが

私も本を出している以上
病気については　慎重に情報をお話しているつもりです。

愛犬・華実のお話をさせていただきますね。
華実は2歳の時「心臓エコー」検査で

「僧帽弁膜に異常がある」ということがわかりました。
2歳ですから、「先天性」です。

その半年後にも心臓エコー検査をしてもらっています。

で「僧帽弁閉鎖不全症予備軍」と言っているのは
「弁膜の異常がある」イコール「症状が出る」ということではないからです。

つまり、「弁膜の異常がある」
すなわち「重度のうっ血性心不全を引き起こしている」
ということではないということ。

そして必ずしもうっ血性心不全につながるかどうかも
わからないということ。

先天性の場合、発症は避けられない、といわれているんですが、
そうかな、
そうでもない場合もあるんじゃないかな、と思っています。

(まったく関係ないのですが
実は主人は　僧帽弁に異常があると小さい時から言われて。
けれどいまだに未発症。

最近は弁にも異常は見られないといわれているんです。
投薬は一切していません)

まず、このことをお話しておきますね。

そして心臓内の血流についてもたまたま見つけたサイトで
当病院のことはまったく知りませんが、

札幌厚生病院循環器科
のホームページに以下のような記述がありました。
人間さんの病院情報ですが
犬猫ちゃんにも同じことが言えるのではないでしょうか。

↓ここから

心臓弁膜症の診断に、
弁の形や動き、心臓の中の血液の流れがよくわかる、
心臓の超音波検査（エコー検査）は非常に役立つものです。

しかし、最近、エコー装置の性能が非常によくなった結果、
弁の働きは正常でも、
ごく僅かの弁逆流があることがエコー検査で分かるようになりました。

このような生理的な弁逆流がたまたまエコー検査でみつかり、
心配されて相談にこられる方が当院でも増えています（エコー検査弁膜症？）。
エコー検査でしかわからないこのような僅かな逆流では、
心臓に負担がかかったり、心内膜炎を起こしたりすることはないので心配はいりません。

エコー検査で弁の逆流があるといわれても、
その程度がどの程度のもので、心臓に負担がかかったり、
心内膜炎を起こしたりする可能性のあるものなのかどうか、
よく担当の先生に聞いていだだくと良いと思います。

↑ここまで

「やはり、そうか　!　」という感じですね。

愛犬・愛猫ちゃんが心臓病だと言われた方、
あるいはある犬種、ある猫種について

私は「2歳を過ぎたら一度心臓エコーを撮ってもらってくださいね」

とお話することが多いのですが、

たいていの方は

●聴診器で心雑音を確認してもらっているから平気です

とおっしゃるんですね。

心雑音は発症してしまってからの経過観察のひとつの目安には
なるかもしれませんが
細かい状態を確認するには「心臓エコー」が最適なのです。

聴診器をあて、心雑音の聞こえ方に一喜一憂。

お気持ちは痛いほどよ～くわかりますが、
そういう先生にはとにかく

「心臓エコーを」とおっしゃってください。

猫さんの場合、エコーをとるには麻酔が必要では、と心配する方もいらっしゃいますが
上手な獣医さんなら　麻酔なしできちんと診てくれます。

「心臓エコーをお願いしたら怒られました」
という方が中にいらっしゃいます。

「獣医さんを変えたほうがいいですよ」

というのが私のまったく個人的な意見です。

エコーというのは得意、不得意があって、
また中にはエコーの検査機器のない病院もあります。

それがすべてではありませんが、心臓エコーをいやがらない
獣医さんを探しておいたほうがいいと思います。

発症していた場合の対処の仕方
またその先生がもっている　臨床データもまるで変わってきます。

グダグダ書いてしまってごめんなさい。

で、逆流。
これさえも「発症のサインではない」ということです。

愛犬・華実の場合
一年前に異物摘出手術をしました。

その前後に心雑音を確認しましたが
かなり激しいものでした。

が、一年たった現在も華実は発症していません。
現在、心雑音はほとんどありません。

そう。
心雑音だって、あてにはならないのです。

たまたま、その時興奮して
もともと心臓奇形であれば　心雑音が聞こえたっておかしくありません。

病院に行っている時は
心臓はバクバクしていてあたりまえ。

心雑音があるのは逆流がある証拠とされていますが、
エコー検査の時でさえも　
異常がなくても　たまたま逆流がみられる場合があるということですもの。

心雑音レベル1で「心臓病です」
血の逆流があるから「心臓病です」

「まってください」

そう言える飼い主さんになりませんか。

あなたは愛犬、愛猫の心臓病の確定診断までに
何回検査を受けましたか。
投薬治療の確定までに　何回心臓エコーを撮ってもらいましたか。

なぜ、私がこんなお話をするのでしょうか。

私は医師でもなんでもなくて。
一飼い主ですから、犬猫ちゃんにとってのベストが
なんであるか、
そういう視点でしかものを見ていません。

で多いのです。

心臓病ではないのに「心臓病」と信じ込まされている飼い主さん
聴診器で聞こえる音に一喜一憂している飼い主さんたくさん。

もちろん、逆流がありますね、心雑音がありますね、
とその場で投薬治療に踏み切った飼い主さんたくさんいます。

愛猫・ラグドールの海は

●心雑音も時々聞こえます
●心臓の厚さは普通の猫さんの2倍あります
●血の逆流だってあります

けれど、彼は今は未発症です。
血栓などは一回もできたことはありません。

3年半前は重篤な先天性肥大型心筋症で
天国に行きかけていんですが。

投薬治療はまったくしていません。
過去に現代薬は一度だけ。
飲んでぐったりしたのですぐやめました。

三か月間だけ「ホメオパシー」は投与していました。
その後はごはんとサプリメントのみです。

犬猫ちゃんの場合、問診ができないので
心臓病の確定診断には
人間さんの3～4倍の精度の検査が必要だと思います。

何回も何回も検査を受けることが必要だと思います。

そして。

聴診器より心臓エコーを!!!!!!!

聴診器をあてることが無意味なのではなく、
その目的によって
やはり検査内容は異なるし
検査は必要になるし、ということなのです。

それが犬猫ちゃんを心臓病で必要以上に苦しめない方法です。

そして

何より「予防を!」

心臓病の予防には

●水分たっぷり
●酵素たっぷり
●血液サラサラ脂

ごはんですよ。

心臓に水分過多はよくないからカリカリオンリーです。

というのは、私の考え方では「NG　!　」

●心臓に負担をかけない
●血液サラサラ

が心臓応援のポイントです。

物事はとてもシンプル、ですよね☆

　　　　　　　※愛猫・ラグドール海　5歳　肥大型心筋症ほぼ克服
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■愛犬キャパリア華実が私に教えてくれた真実

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■愛猫・ラグドール海が
　神様に身を捧げ　私にもたらしてくれた真実

　「猫さんは犬君以上に
　　解毒能力が低いニャ。

　　体の温まる
　　水分たっぷりごはん食べさせてくださいニャ
　　もちろん心臓応援もニャ=^_^=」

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きょうの言葉

人に好かれるのは、
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裏返しにすぎない。

(by ノーマン・ビンセント・ピール)

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Last updated 2010.02.03 10:38:25

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