衣料用柔軟仕上げ剤と犬猫しあわせ生活

2012.07.21

スーパーで衣料用柔軟仕上げ剤のサンプルをいただきました。

◎成分

精製水
界面活性剤
香料
防腐剤

エコロジーをうたったメーカーさんの衣料用柔軟剤は

◎成分

界面活性剤
塩化マグネシウム
ハーブエキス
ソルピン剤

個人的に、ですが
どちらも手放しで「安心」して使えると言いきれるものではないような感じがします。

私は洗濯が大好きで、以前はかなりの量の衣料用柔軟剤を使っていました。
基本的に部屋干しが苦手だったのですべて外干しにしていましたが
昨年、大震災のあと、部屋干しをする機会が増えました。

その時に、柔軟剤のにおいがとても気になって仕方なかったのです。

今まで、「良い香り」と思っていたのに、
なぜかとても不自然な感じ。

また、寝ている時にシーツから香り出る、このにおいに
頭がクラクラしてしまいました。

しかも、部屋干しをすると、愛猫ラグドールの海が
洗濯物のそばに行くことが多く、

「このにおいの元の化学物質、海が吸いこんじゃうのね」

そう思ったら、それ以来、この手の柔軟剤は使えなくなりました。

同時に洗濯用の洗剤もすべて原材料をチェックしました。

今ではすべて、できる限り天然由来、あるいは無添加のものに切り替えています。

こういうお話をすると「神経質な人」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は相当アバウトです。

自慢にもなりませんが、
エコロジストでもないし、まじめなナチュラリストでもありません。
なぁんちゃってナチュラリストに一歩足を踏み入れたくらいでしょうか。

が。

こういう化学物質、製剤は気化して、空中を漂います。
そして、それらは最終的に下にたまりやすい、という特徴があります。

ナフタリンなどもそうです。

そのにおいの元が天然のものである場合はいいのですが、
化学的なもの、
つまり人工的なものの場合、
その多くを床に近いところで生活する犬猫ちゃんが吸いこんだり、
またそれらが被毛について、
それをグルーミングして体内に取り入れてしまったり、という
ことが日常的に起こるわけです。

肉球にもついていたりします。

化学物質というのは、体内に取り込まれた場合、
他の化学物質と化学反応を起こす場合もあると言われています。

つまり、衣料用柔軟剤だけでなく、
例えばお部屋の消臭スプレー、
匂いつきトイレットペーパーのにおいのもと、
また、女性であれば香水や汗どめスプレーなどもそうですね。

さまざまなにおいの元、それはたいてい化学物質などからできているのですが、
ほとんどの場合、
飼い主さん、つまりご家族さまはそれを意識していません。

それらの成分が空中を浮遊しまくっている環境において

犬猫ちゃんがそれを体内に取り込んでしまっている、
という認識もないのが現状ではないでしょうか。

たいていのカリカリ、ドライフードにも
化学添加物などは含まれています。

水道水には、有害物質を除去する目的で塩素が含まれています。

もし、それら複数の化学物質を犬猫ちゃんが体内に取り入れ、
それらが化学反応を起こしたら。

特に解毒能力の弱い猫さんの場合、
肝臓、腎臓へのダメージは大きくなるはずです。

一時的なダメージであればいいのですが、
例えば化学物質などが体内に蓄積していったら。

お水を飲む量の少ない猫さんの場合、
慢性腎不全などの病気が多いことの一因に、
こうした、日用品などに含まれる「化学的なもの」
の存在があるかもしれません。

猫さんは肝臓と腎臓に負担のかかりやすい生きものです。

同じように犬君と生活していても、化学物質の影響を
より受けやすい生きものだとも言えるのです。

洗濯用の洗剤や衣料用柔軟仕上げ剤。
毎日使うものですね。

私は天然素材、天然由来、無添加のものに変えて
気持ち的にとても楽になりました。
同時にこれらは、環境にも優しいもの。

家の中の環境にも優しく、
犬猫ちゃんの身体にも優しく、
私たちの身体にも優しく、
そして環境にも優しい。

やっと、そういうところに意識がたどりつけた感じです。

犬猫ちゃんと暮らしていると、
本来私たちが大切にするべき「自然のありがたみ」が
身にしみてわかってきます。

ところが、そう思ってもすべてを自然のもの、天然のものにスイッチするのは
現実的に不可能です。

ですから、

◎食べ物で免疫力を上げ

◎食べ物で解毒・排泄力＝デトックス力を上げ

できるだけ体内に有害な「モノ」たちが蓄積しないように、

そうして、できるだけ犬猫ちゃんの本来の身体、生命体を保てるような
お世話をできたらいいな、と思ったりするのです。

彼らの身体は、人間の赤ちゃんなみにデリケートです。

しかし、赤ちゃんと違うのは、年齢を重ねている分、
体内に有害物質がたまり、
同時にたまりやすくなっているということ。

脂肪の多い犬猫ちゃんならなおさら、
有害な物質が脂肪に蓄積していきやすくなります。

さらに犬猫ちゃんというのは人よりたんぱく質の必要摂取量が多いため、
腸管内で発生するアンモニアの量が多く、
それを尿素に変換するため、肝臓に大きな負担がかかるようになっています。

ですから、水分はしっかり摂らなければいけないし、
肝臓と腎臓の応援、つまりデトックス応援は必須ということになるのです。

衣料柔軟剤から話はデトックスに飛びましたが、
「ケミカル」他有害なモノにあふれた今のこの世の中で
デトックス応援をきちんとしてあげることによって、
犬猫ちゃんの健康と幸せを保てる、という事実を
ひとりでも多くの方に知っていただけたらと思います。

犬猫ちゃんをガンやその他の重篤な病気で苦しめないために。

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Last updated 2012.07.22 07:58:04

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