被災地より3月11日を前に、愛。

2014.03.10

こんにちは　! 宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。

きょうは寒いです、しかも突風が吹いています。
エネルギー的にみると「突風」は地球の自浄作用でもあるんだとか。

三年前、東日本大震災で被災地となったわが街も
清められているということなのかもしれませんね。

明日はおそらくいろいろなところで追悼イベントなどが行われるのではないでしょうか。

あの日が近づけば近づくほど
いやでも被災地では

あの日のあのエネルギーが蘇り、
中にはとても悲しいエネルギーに包まれる方もあるはず。

忘れてはならない3月11日の前日のきょう、
突風が吹いてそのエネルギーをおさめてくれているのかもしれないと思うと
何となく地球に守られているという安心感を感じられます。

ちなみに毎月10日はわが家にとって大切な記念日です。

さて、あの日、この街は東北ほどではありませんけれど
大揺れに揺れました。

まさか、自分が被災するなど夢にも思っていませんでした。

あの日の地震で一番ダメージを感じたのは
他ならない私です。

主人は直前まで福島にいたものの
東京に戻って地震に遭いました。

しかし、どこにいるかわからず
主人と連絡がとれたのは、地震発生から数時間後のことでした。

電話ではありません、パソコンに主人から

「平気ですか」

とメールが来たのです。

「生きてたんだ」

ほっとすると同時に涙があふれました。
けれど私は、一瞬で光景が変わってしまったマンションの敷地をみて
ただただ恐ろしくて一歩も外に出られなくなってしまったのです。

その後、5時間かけて主人が徒歩でかえってきました。
近くのコンビニにはもうほとんど商品はなかったそうです。

わずかに残っていたスナック菓子数点と炭酸系のドリンクを数本買って
わがやに帰ってきました。

お恥ずかしいことにわが家は一切備蓄の意識がなかったため
また、突然の上下水道断水のため
その日の食事は、主人が買ってきてくれたものを
かろうじて炭酸系ドリンクで流し込むという感じでした。

正直私は生きた心地がしないままでした。

被災時、愛猫・海は私のベッドの横にじっとうずくまっていました。
愛犬・華実はスーパーハイテンションで
家中を走り回っていました。

その後、当日だけでなく余震がものすごい勢いで頻発しました。

そのたびに私は被災時を想い出し、不安と恐れでいっぱいになっていましたが、
海はいつも静かに椅子の下に隠れ、
華実に至っては何事もないかのように
ごく日常のワンシーンと同じ様子を見せてくれました。

「私が一番だらしないな」と苦笑い。

その一方で、このコたちがいてくれて本当に良かった、
救われた、と感じました。

ご近所さんでは、余震のたびにパニックになるワンチャンがたくさんいたのです。

私たち飼い主の恐れをワンニャンちゃんは敏感に察知すると言います。

ところがわが家は、私の恐れなどどこ吹く風。

海はただ海で、華実もまたただ華実でいてくれました。

この時、このコたちはなんてたくましくて、
なんて自立した生き物なんだろうと

感謝の思いでいっぱいになりました。

海は先天性肥大型心筋症です。

当時すでに無症状だったとはいえ、あの地震を経験しても
体調が悪化する様子はまったくなく、

華実もまた先天性僧房弁閉鎖不全症予備軍です、

けれど華実も事故前とまったく変わりませんでした。

たまたまラッキーだったのかもしれませんけれど
こころのどこかで

このコたちを溺愛ではなく
海として
華実として

自立した生き物になってほしいとそう願いながら
日々のお世話をしてきたことのお蔭なのかもしれないと

ほんの少しだけ自信を取り戻すきっかけになるような
そんな喜びを味わせていただきました。

私自身は震災ダメージで心身共におしつぶされそうになっていたので
このコたちの存在はとても心強く、本当にありがたかった。

彼らはいつも私をサポートしてくれ、
そして
私の人生のパートナーとして

十分すぎるほど立派に育ってくれていたのです。

ああ、これが本当のHappy　♪　ペットlifeなのだな、と
あの震災の経験を通して大切な気づきを得ました。

ペットという言葉にはどこか
人間側がサポートする、というニュアンスが感じられますけれど

いえ、まさしくHappy　♪　パートナーなのですよね、このコたちは。

体は小さくても、その存在は私にとっては本当に大きくて、
そしてその命は

本当に光り輝いて、その煌めきは永遠に無限大です。

震災被災はとてもつらい体験でしたけれど
でもあの体験があったからこそ

今、私はここにこうしていられるのです。

東北被災地のみなさま、
こころより愛のエネルギーをお贈りさせていただきます。

微力ながら、私は福島に向けて
愛と感謝の想いで瞑想を続けています。

明日3月11日。

日本中に愛の嵐が吹き荒れ、人々が愛に包まれますように。

お蔭さまで大好評　!