★☆ アメリカは、ガチャを回して赤い玉をつかんだ
♪ 本当はヒール演じているだけで庶民の味方と思うべらなり さあ大変だ。世界中がぐちゃぐちゃになる。アメリカ本国も、分断によって内乱が起こるかも知れない。 ──────→ 一面的な見方でしかない。本当は別の姿が隠れているかもしれない。★ カマラ・ハリスが負けた原因は、いろいろあるにしても最終的にはバイデンが、イスラエルの国際法違反のガザ攻撃・ジェノサイドを止められなかったこと。ネタニヤフ大統領を容認し何もせず、多数の人命が失われていること。中東を完全に敵に回してしまったことで、リベラルな無党派層に大きくマイナスが働いた。 ハリスは副大統領でありながら何も実績がなく説得力を欠き、現職であるがゆえにバイデンを批判できない弱みがあった。 大方の生活が苦しい人々の浮遊票は「人格なんかどうでもいい、生活を良くしてくれるんなら大歓迎だ」と割り切ってトランプ支持に投票したようだ。★ トランプの保護主義、孤立主義、単独主義。自国優先のご都合主義は、様々な面で苦境に立たされる国がでてくる。日本も例外ではなく、かなりの難問を突き付けられることは必至のこと。 最高権力者でありながら反対意見に押されて自説を曲げ、簡単に変節するような人が、このシタタカな、二重人格的な、自信過剰な、独裁的な男と対等に渡り合えるはずがない。 すでに選挙後の変節振りを報道で知った海外の要人から、軽んじられているだろうことは想像がつく。足元をみられて、いいように押し切られてしまうのが怖い。★ 最悪を想定して書くことにする ★ トランプは法を軽んじる。政権維持のためなら何でもするだろう。安倍元総理のように任期をのばしたり、プーチンのように2期までの任期を10年間維持できるように法律を変えようとする恐れもある。 プーチンや習近平のような独裁者として、君臨する像がどうしても浮かんでしまう。 それはロシアや中国を喜ばせることだし、反米国に対する強力なメッセージともなって、弱小国は逆らえなくなる。 MAGA(Make America Great America)の大合唱のもと、まるでトランプ教の教祖のごとく振る舞い、アメリカが得することだけを考えて行動するだろう。地球温暖化なんてお構いなしだ。 輸入品の関税を大幅に引き上げると豪語している。ドル高を嫌がっているのに物価上昇を伴って金利が上がり、円安ドル高に向かうのは目に見えている。国内では相反することも多々でてくるだろう。 自分が間違っていることなど絶対に認めず、人の意見も忠告も聞かず、突き進んでいく。齟齬や破綻も確執も何から何まで大鍋の中に放り込んで、ぐつぐつと煮詰めてしまえば、もう何が何だか分からなくなる。 周辺にはイエスマンばかりを据え、都合の悪い人材は追放して王国を築き上げることに躍起になるか。連邦政府の職員とか司法長官や検察官、裁判官だろうが、警察署長や税務署長だって意に添わなければ左遷や退職に追い込む恐れも・・。 精神病院の患者たちが医者になりすますという悍ましい映画があった。西部劇で、悪党が保安官事務所を占領してバッチを付けているような・・・そんな小さなイメージのグレートアメリカ。 国際協調などには興味がなく、石炭と石油を掘りまくり、国境には壁を巡らし、不法移民は追放し、交渉よりもディール(取引)を優先する。多国間の枠組みを嫌い、2国間だけで取引しようとする。 交渉の球を持っていなければ一方的に叩かれるばかりで、力関係だけで決まってしまう恐れがある。日本がまさにそれだ。 在日米軍駐留経費負担とか防衛費とかの負担を迫って来るだろう。 ウクライナ支援をどうするか。戦争は嫌いなようで、国内の武器製造企業との軋轢も生れよう。 共和党が上下両院の議会で過半数を獲得すれば、トランプに牛耳られてチェック機能は働かずやりたい放題になる。 トランプは物事を単純に割り切って判断する傾向があるようだ。言っている通りの減税、減税で財源を減らしてしまうと、2034年に年金の財源が枯渇すると言われていたものが3年早まってしまうという。 トランプが在職している間は減税で良い思いをするものの、リタイアしていなくなった時点で年金がもらえなくなるというパラドックス。 よその国のことより日本がどうなっていくのか。心許ない新首相の下で、だれがどうリーダーシップをとってやっていくのか。自信のない顔をした閣僚の顔を見ていると、世界の暴風に吹き飛ばされてしまうんじゃないかと心配になる。 せめてこの人は大丈夫、頼りになるという人が居ればいいが、それがどこにも見当たらない。★ 今日はこんな朝からスタートした。冬型の気圧配置で北からの風が強い。「立冬」の顔を立てたような付け刃的天候は、富士山に初冠雪のおまけつき。来週からはまた温くなる。 スカッと晴れた空のように "スキッとした男気” を見せてほしぜ、石破さん。出来るかできないかではなく、「するべきことをやるだけ」という、大谷翔平を見習ってほしいものです。