[BON VOYAGE+486] 後日談/毎分60トンの湧水パワーと、南阿蘇産アップルパイ。
3月21日(金・祝)の続きの続き。 前回の記事では、バスで杖立から阿蘇駅前まで移動し、JR豊肥本線で立野を経て、南阿蘇鉄道で南阿蘇白川水源に来たところまで述べた。ここからはその続きである。 駅から徒歩10分ほどで白川水源に至る。ここは毎分60トン(すなわち、毎秒1,000リットル!)の豊富な湧水を誇る湧泉で、環境省の「名水百選」にも入っている。鏡のように平静で、時々小さい気泡が浮かんでくる程度の水面を眺める限りでは、そんなに多量の水が湧き出ているようには思えない。とはいえ、水中では藻がゆらゆらと揺れていたり水底の砂が軽く持ち上がったりしているし、池泉の出口(捌け口)に当たる小川の流れは非常に力強いので、それらを目の当たりにすれば「なるほど!」と合点するに違いない。うーむ・・・清々しい。水面を見つめていると、何とも心が洗われるような気分になる。おそらく、ここはパワースポットの一つなのであろう。なお、私は証拠写真1・2・3・4にもある通り、実は過去に一度、9年前の2005年3月22日(火)に当地を訪れている。もっとも、そのときは春の嵐に見舞われて雨・風ともにやや強く、池泉の水面は大きく乱れ、私自身も全身びしょ濡れという悲惨なコンディションであったため、当時の私は特に何も感じなかったらしい。次のバスが来るまで30分以上待たねばならなかったので、たまたま見かけた看板のお導きに従い、近くのカフェに入って時間を潰すことにした。 私が注文したのは、「りんごゴロゴロ阿蘇あっぷるパイ バニラアイス添えセット」の紅茶(アイス)付きであった。何と、南阿蘇産のりんごを使用しているとの由。九州でリンゴを生産しているとは・・・外輪山の吹雪に続く、今日2度目の衝撃(?)を受ける。まあ、これほど贅沢な「地産地消」もあるまい。大変おいしゅうございました。 その後、バスで高森中央へと赴くわけであるけれども・・・このバスに関するエピソードが長くなるので、紙幅の都合上、またまた次回の記事へ続く。