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カテゴリ:日本語教育
今日は二十四節気の一つ、白露である。この頃から、夜間に気温が低下して水蒸気が露となって草葉につくようになり、秋らしい気配が感じられる・・・というわけである。
とは言え、関東南部ではおおむね晴れて、日中は南の風がやや強かった。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は22.4℃(05:00)、日最高気温は32.2℃(13:10)。2日連続の真夏日となった。 なお、日本海に抜けた台風第9号は津軽海峡に入って、今日の01時前に北海道函館市付近に上陸した。内浦湾や石狩湾を通りながら、北海道の陸上を北ないし東北東に進み、15時にはオホーツク海に出て温帯低気圧に変わっている。 さて、今日は、次のような新聞記事に目が留まったので、それらを紹介してみよう。 YOMIURI ONLINEが後出しジャンケンで(?)見出しをひねっているが、これらの元ネタはこちら。 平成18年度「国語に関する世論調査」の結果について文化庁のこの調査は毎年行われていて、今回は上の新聞記事の見出しにもあるように、漢字が書けないときの調べる手段など、「漢字使用にかかわる一般の人々の意識」を中心に調査したらしい。個別面接調査により1,943人から有効回答を得たとのことである。 まあ、私自身は、最近はもっぱら電子辞書のお世話になっている。 調査結果の詳細についてはリンク先をご覧いただくとして、(専門家にとっては興味津々の内容かもしれないが)私個人にはさほど面白い質問がなかったので、ここでは慣用表現を取り上げてみたい。 言葉の言い方確かに、「流れに棹さす」などは間違えやすいであろう。私の電子辞書には、 さお-さ・す【棹さす】 サヲ‥のように、わざわざ誤用が記されているくらいである。 ちなみに、夏目漱石(1867~1916)は、『草枕』の中で、 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。という有名な一節を残しているが、私は今までその意味を誤解していたらしい・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 20:45:43
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