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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2007.10.19
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カテゴリ:やまとことば
昼前に少し日が差す時間帯もあったが、今日はおおむね曇りで、夜には雨が降った。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は13.3℃(24:00)、日最高気温は19.5℃(10:50)であった。

さて、今日は、自宅でのんびりと過ごしたものの、小さなエピソードがいくつかあった。
まずは今朝、寝ていたときに、足の裏に痒みを覚えた。掛け布団から僅かに出ていたスキに、またしても蚊に刺されたようである。あわててハエ・蚊用殺虫剤の電源を入れつつ、鎮痒薬を塗った。
その後、夕方になって、今度は足の甲に痒みを覚えた。どうやら殺虫剤では退治できなかったらしい。しばらくすると、耳元で蚊の羽音が聞こえ、その姿を目視した。戦闘開始である。
奴の動きはそんなには速くないが、両手で挟み撃ちしようとしても空を叩くばかりで、なかなか撃墜できない。そこで、まずは眼鏡を「度の弱い室内用」から「度の強い屋外用」に取り替えた。また、部屋の中央に立っていると、照明-自分-敵の位置となり、しかも360゜ぐるりと見回さなければならないことから、索敵には不都合である。ゆえに、部屋の端に移動して視界を狭めつつ、照明-敵-自分の位置で、じっと待機する。数回交戦に及んだ末、ついに戦闘継続能力を奪うことに成功。とは言え、私の血を吸っていた事実も判明する。合掌。

で、その間、日中はPC三昧である。
とあるメルマガをチェックしていたら、京都だけではなく大阪にも足を伸ばす必要性を感じてしまった。そこで、費用および時間の面で京都→大阪(→豊橋→浜松)と大阪→京都(→豊橋→浜松)のどちらがより合理的かをシミュレート。その結果、後者が適当と判断し、一昨日の計画に修正を加えた。
まだ乗車券の決済をしていなかったため、高速バスの乗降地変更もオンラインで完了。実に便利な世の中になったものである。

あとは、修士論文にかかわる作業に没頭した。
4週間後にゼミで発表する際のレジュメを作成しながら、検索エンジンで参考文献などを次々に収集した。この作業自体は予想以上にはかどった。
しかし・・・追加の現地調査を依頼しているものの、先方からの返事が「梨の礫(なしのつぶて)」で、完全に待ちぼうけを食らっている。今週末は何もないことを確認して、またもや映画の予約を入れてしまった。



それにしても。
ブルータスおまえもか【ブルータス、お前もか】
[意味]自分が最も信頼していた人やかわいがっていた人に裏切られたときに、くやしさをこめて言うことば。
[注釈]シェークスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』で有名になった文句。ブルータスの母とかつて恋仲だったシーザーが、わが子かもしれないと思い、かわいがっていたブルータスに裏切られ、刺されたときのせりふ。原語はラテン語でEt tu, Brute! 英語はAnd you, Brutus!
『故事ことわざ辞典』

[慣]ブルータスよ、お前もか
[解]カエサルが暗殺されるとき、自分を殺そうとする一味の中に信頼していたブルートゥスがいるのを見つけて発した言葉。シェークスピアの悲劇「ジュリアス=シーザー」で知られる。
『広辞苑』
さい(采・賽・骰子)は投げられた」と言ってルビコン川を渡ったユリウス・カエサル(前100~前44)の、もう一つの有名な言葉である。ただ、ハドリアヌス帝(76~138)の秘書官として帝室文庫の古文書に親しみ、引退後は著述に専念して伝記作家となったスエトニウス(70ころ~?)の『皇帝伝』によると、「わが子よ、お前もか」という台詞であったとされる。いずれにせよ、史実としては定かではないものの、シェークスピア(1564~1616)によって定着してしまった台詞である。

で、この言葉で何を表現したいかと言えば。
不二家白い恋人に続いて、赤福も・・・である。
[慣]残り物に福あり
[解]人が先に取って残っている物に思わぬ利得がある。
『広辞苑』

のこりものにふくがある【残り物に福がある】
[意味]最後まで残っていたものには思いがけない拾い物がある。先を争って手を出すよりも、人が取り終わるのを待って最後に手を出した人がかえって幸運を手にすることを言う。
[注釈]「余り物に福がある」とも言う。
[類句]余り茶に福あり
[英語]Good luck lies in old numbers. (半端物に幸運あり)
『故事ことわざ辞典』
なるほど。製造販売する側には、売れ残った物にも「福」があったわけである。

私は伊勢を訪れるたびに買いたくなったものの、幸か不幸か、消費期限が短いために、いつも断念していたのである。しかし、保存料などを使わずにその日に作ったばかりの新鮮さを売り物にしていたはずなのに、実は売れ残った古い素材を再利用していたからこそ消費期限が短かった・・・という皮肉な解釈もできなくはない。

Reduce(リデュース=廃棄物を出さない)、Reuse(リユース=再使用する)、Recycle(リサイクル=再資源化する)という3Rの考え方からすれば、これほどまでに地球にやさしい商売はあるまい。

ただ、食品衛生の視点では・・・もはや言うまでもなかろう。
黒い恋人に続いて、黒福の誕生である。無印良品、ではなく無名の商品であれば、ここまで大騒ぎにはならなかったはずである。が、創業300年の伝統を誇る老舗の「日本一のみやげ」として知られるだけに、そうして築き上げてきた信頼をあっけなく裏切ってしまったことへの反動は、とてつもなく大きなものになるらしい。
ノーブレス・オブリージ(noblesse oblige)、すなわち「高貴な身分には義務を伴う」という言葉を思い出さずにはいられなかった。





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Last updated  2007.11.21 21:23:39



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