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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2008.01.16
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カテゴリ:エピソード
今日はよく晴れた。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-1.0℃(07:20)、日最高気温は9.8℃(13:40)。今季12日目の冬日となった。
空気が乾燥しているせいか、のどが軽く痛み、のど飴のお世話になりつつある。のど飴カンタービレといったところであろうか。

さて、昨日修士論文を提出したおかげで、今日は完全に放電状態。
いくら寝ても眠気が取れず、積極的に何かをしようとする気力が湧かない。本当は伸び放題の髪を美容室で切ってもらおうと思っていたが、結局不発に終わった・・・動かざること山の如しである。



で、実は昨日、こんなメールを受領していた。
このたびは、非常勤職員にご応募いただきありがとうございました。
応募者多数につき書類選考の結果、残念ながらあなたさまのご希望に副うことができませんでしたのでお知らせします。
なお、選考結果に関するお問い合わせには一切応じかねますのでご了承ください。
これは、[VOYAGE-409]の応募に対する回答であった。

うーむ、現実の厳しさを悟るほかあるまい・・・。
VOYAGE-365]に続き、2敗目である。しかも、また書類選考で。
私の履歴書は、よほどマイナスのオーラを放っているに違いない。



修士課程修了後の進路をどうするか。
修士論文を書き終えた今、この課題に再び直面することになる。

そもそも私が大学院に進学しようと思ったのは、高等教育機関(要するに大学)の中で日本語を教えるための資格(学位)とスキルを得たかったからである。

ところが・・・実務経験の上ではもともと1年半しか教壇に立っていないのに、大学院で2年間ものブランクをつくってしまった。大学院で勉強すればするほど、知識を身につければつけるほど、技能が追いつかず、自分自身が教育者として未熟であることを痛感してしまう。と同時に、研究者としても未熟であることを自覚せざるを得ない。
言語教育学の世界では、母語能力と第二言語能力のどちらも発達が十分でない中途半端な状態を「ダブル・リミテッド」などと呼ぶが、まさに私は「教育・研究のダブル・リミテッド」に陥ってしまった感がある。

ゆえに、直接的に学習者を相手とした日本語教育そのものに携わるのではなく、中心から少し離れて、周縁的な領域で仕事を探し始めていたのである。
ん? 今、ふと気がついたが・・・カナダでの滞在を経て修士論文のテーマを大転換したのも、実は上のようなダブル・リミテッド的な自己認識が背景にあったのかもしれない。

まあ、何にせよ、経済的な事情もあって、もはや博士後期課程への進学は考えていない。
では、どうするか。

一つの道としては、今まで積み上げてきたものを一度リセットして、たとえば派遣で働くという方法もある。
しかし、何らかの形で教育とか研究とかに従事して、ひいては個人や社会のレベルアップを支援したいと思っている私としては、5年後10年後にどういう人生を歩んでいたいのか・・・ということを考えると、どうも違うような気がしてしまう。

もう一つの道としては、日本語学校の教壇に復帰することが挙げられる。
求人状況を考えると、教師としての経験値を高めるためには、これが一番手っ取り早い方法である。とは言え、日本語学校での仕事は、日本語を教えることよりも、むしろ学生の出欠管理などの部分が大きく、それゆえに未経験者でも採用されうるのであるが、私としては(本当に個人や社会のレベルアップにつながっているのか、という)何かモヤモヤしたものが残ってしまうのである。

まあ、あせってみても仕方あるまい。
修士論文明けのリハビリ期間として、今は養生に励もうではないか。





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Last updated  2008.01.17 04:39:56



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